6月1日から「阪神高速14号松原線」の橋梁架替えによる約3年間の通行止が始まりました。大阪芸大の「梅田-大学直通バス」は当初遅延があったものの、ルートを変更した結果、6月9日現在大きな遅延はほぼなくなっていると大学側は話しています。<宮原裕>
(写真:梅田-大学直通バス 大学HPより)
阪神高速14号松原線の喜連瓜破ICから三宅JCTの間が6月1日から橋梁の架替えのため通行止めになっています。大阪芸大とMKバスでは梅田から大学まで直通バスを運行していて、当初、大幅な遅延が心配されていました。
学内連絡システムのUNIPAでは、「6月3日時点で渋滞の発生で大きな影響が出ている」と庶務課が情報を流しました。
庶務課では高速道路の路線図に1日の平均渋滞時間を色別に表示した図面を用意するなど、遅延の出ないルートの検討を進めてきました。
6号大和川線経由、近畿道経由、一般道経由などの案を探りましたが、近畿道は1日当たりの渋滞時間が多く、一般道は状況の変化が激しく時間が読めないことから、結局、大和川線経由が最良ということで落ち着いたということです。
6月9日現在、工事箇所を迂回し、4号湾岸線から6号大和川線などを通るルートをとっています。
庶務課は、「通行止め初日の6月1日は最初の便では、遅延で授業に間に合わない便がありました。それ以外では授業に間に合う時間で大学にバスが到着できています」と話しています。
MKバスは「初日は20分ほど遅れました。(取材日の)9日は8時発の便で15分ほど遅れましたが、9時50分発の便に遅れはありませんでした」と取材に答えました。
6月9日現在では、授業に遅れるような大きな遅延は出ていない、ということです。
しかし、車の流れは流動的。「こっちが空いている」という情報があれば、トラックなどの貨物自動車が流れ込んでくる可能性があります。
MKバスの担当者は、「日々状況は違いますので、絶対に遅れないということはないのでそこだけは注意してください」と話しています。
《阪神高速14号松原線 喜連瓜破―三宅JCT 終日通行止め》
●期間=2022年6月1日~2025年3月末(予定)。
●場所=喜連瓜破IC~三宅JCT。
●WEBサイト=https://www.hanshin-exp.co.jp/renewal/kireuriwari/ 。
●問い合わせ=電話0120-84-1620。
了