大阪芸大キャラクター造形学科の6つのグループ展が、9月まで大阪府内各地のギャラリーで開催されています。このうち、「素直になれよ」展が8月18日から23日まで大阪市内のカフェで開催されました。<狭間 翼、久保田一輝>
(写真:大阪市中央区久太郎町のコンセントカフェで開催された「素直になれよ」展 2025年8月23日午後撮影)
大阪市中央区久太郎町の「コンセントカフェ」で開催された「素直になれよ」展では、「素直になれない人が素直になって笑顔になる」(主催者のコメント)ような、そんな漫画作品が展示されました。
会場には、漫画コースの3人のメンバーそれぞれが創作した、ヤンキーや女子高生を主人公にした漫画が並びました。
岡澤杷奈さんによる『素直になれよヤンキー君』は、ヤンキーへの偏った知識のせいでなかなか素直になれない祐太郎と、無意識にそんな彼をからかってしまう由希。そんな男子高校生2人のドタバタコメディです。
ルワンビセツ アリサさんの『素直になれよJKちゃん』は、幼馴染の耽美なイケメンの前でなかなか素直になれない女子高生と、2人の仲に何かが起こることを願う友人によって繰り広げられるストーリー。
『素直になれよおっちゃん』は、幼い孫娘にメロメロのおじいちゃんが登場する森園心音さんの作品。本当は、孫の家に行きたいけれど自分の家に来るまでじっと我慢。やっと家に来てくれた、そのうれしさを隠しきれない姿を、ユーモラスに描いています。
大阪芸短大時代の講師だったという桜水樹さんは、「ちゃんと上達して描けてるなと思いました。マンガは雑誌やウェブに載せることはあっても、展示という機会はあまりない。そこからどう見せるか、という違う考え方が身についていいのでは」と、教え子の展示を頼もしそうに見ていました。
グループの森園心音さん(キャラクター造形学科 漫画コース3年)は、「目に入ったとき、何があるのかなと気になるようなタイトルにしたくて、そこから『素直になれよ』というネーミングを考えました」「漫画っぽさもありつつ、絵の展示っていう感じも出したかな」と、満足そうでした。
(写真下:作品を展示した漫画コースの3人のメンバー)
了
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