大阪芸大ジャーナリズム研究会

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屋根ができた! 芸大前のバス停留所改修工事

2023-05-30 17:16:36 | ニュース

大阪芸大正面入り口の目の前にあるバス停、東山停留所で行われていた改修工事が、今年の3月末に完了しました。日よけの屋根ができ、温度抑制型のベンチも新設されて、雨や日差しをしのいで、バスの待ち時間を快適に過ごすことができるようになりました。<大坪千成>

(写真:2023年3月末に改修工事を終えた東山(芸大・サンプラザ前)バス停。2023年5月9日撮影)

 

工事が完了したのは、カナちゃんバス「東山(芸大・サンプラザ前)」と金剛バスの停留所「東山(芸大前)」の共同の停留所です。

 

 今回の工事は、バスの利用者の「暑いなかバスを待つ時間がつらい」といった声を受け、大阪府の猛暑対策事業の一環として始まりました。工事費用は全額、府の費用で進められました。

 

大きな日よけや、緑化プランターを設けるなど、熱を下げるための工夫がされており、なかでも新しく設置されたベンチは従来のものとは違う「温度抑制ベンチ」で、日光にあたっても熱くなりにくい特徴があるといいます。

(写真:バス停のそばに設置されたプランター。2023年5月9日撮影)

 

(写真:熱くなりにくい特徴の温度抑制ベンチ。2023年5月9日撮影)

 

 河南町役場総務課の担当者は「たくさんの人が利用しているバスだが、今まで屋根がなかった。今回の工事で少しでも猛暑の対策になれば」と話していました。

 

 町の住民は「傘をささずに待てるのでよろこんでいる。地域バスが通ってから便利になっている」と笑顔。バスを待っていた人は「ベンチが古くなっていて座れなかったので、きれいになってありがたい」と話していました。

 

気象庁は、今年の6月から8月の平均気温は、平年並みか高くなると予想しています。新しくなったバス停に、ほっとする季節を迎えます。

 

(写真:新しくなったバス停に到着した金剛バス。2023年5月9日撮影)

(写真:新しくなったバス停とカナちゃんバス。2023年5月17日撮影)

 


芸大生デザインの新「カナちゃんバス」 町民向けに公開式典

2023-05-21 17:05:34 | ニュース

 5月から、コミュニティバス「カナちゃんバス」が、芸大生デザインの新車両にリニューアル。新しい車両を町民に公開する記念式典が、5月21日、河南町役場の多目的広場で行われました。<大坪千成>

 

(写真:新しくなったカナちゃんバス車両が並ぶ式典会場。2023年5月21日 大阪府南河内郡河南町役場 多目的広場で。)

【動画ニュース】・・・https://youtu.be/hoAuyL0yJuU

 

 今年度、バスの車体が新しくなったことに合わせて、大阪芸大2年生の山本愛佳(やまもと・まなか)さんのデザインが採用されました。

 5月21日、リニューアルされた2台のバスが、河南町役場となりの多目的広場に並びました。

 

 中学生の頃、よく悩んでいるときに、母が河南町の桜を見に連れて行ってもらったという山本さんは壇上であいさつに立ち、「バスに乗っていただいたり、見ていただいたりすることで、河南町の皆様が幸せになれたら」と語りかけると、会場からは、大きな拍手が送られました。

『NEWS芸大+』のインタビューに山本さんは、「河南町という素敵な場所で勉強させていただいていること自体、感謝の気持ちでいっぱいです。恩返しできたかな」と笑顔を見せていました。

(写真:式典でデザインコンセプトを説明する山本愛佳さん。2023年5月21日 大阪府南河内郡河南町役場 多目的広場で。)

 

 河南町の森田昌吾(もりた・しょうご)町長は、「大阪芸大が持っているノウハウは大きい。芸大生さんのデザインを採用することによって、住民にも、芸大さんといろいろタイアップしてやっているんだとご理解いただき、どんどんバスに乗っていただきたい」と話していました。

 

新しいバスに乗り込んだ町民は、「これまでのマイクロバスとだいぶ変わってたのでびっくりしました。前にはなかった手すりがついて、便利になったなと思います」と満足そう。

乗車体験ツアーや、町内の飲食店などによるマルシェも行われ、河南町ゆかりのカプセルトイが出るガチャガチャに挑戦した来場者は、「芸術大学(のキャラクター造形学科棟が描かれた)マグネットが出ました」とスマイル。

 町を、大阪芸大生の熱気がさらに活気づけそうです。

(写真:河南町にちなんだカプセルトイを回す来場者。2023年5月21日 大阪府南河内郡河南町役場 多目的広場で。)

 

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 「カナちゃんバス」は、2019年から河南町が運行するコミュニティバスで、町役場から「芸大・サンプラザ前」までを結ぶ路線と、町役場から「神山」を結ぶ路線の2つのルートで、年間およそ5万人を運んでいます。

(写真:晴天の下、賑わう広場とカナちゃんバス。2023年5月21日 大阪府南河内郡河南町役場 多目的広場で。)

 


芸大生の描いた桜デザイン 新「カナちゃんバス」公開

2023-05-20 08:10:13 | ニュース

 この5月、河南町のコミュニティバス「カナちゃんバス」の新型車両がデビュー。大阪芸大生が手がけた桜満開のデザインです。5月17日、東山のキャンパスでお披露目会が行われました。<大坪千成>

(写真:大阪芸大デザイン学科・山本愛佳さんがデザインしたカナちゃんバス車両。2023年5月19日大阪芸大20号館下ピロティで。画像を一部加工しています。)

 

 「カナちゃんバス」は、平成31年から河南町が運行するコミュニティバスで、町役場と「芸大・サンプラザ前」、「神内」(こうやま)を結ぶ2つの路線で年間およそ5万人を運んでいます。

 今年度、バスの車体が更新されたのに合わせて、新しいデザインになりました。

 

 5月17日、大阪芸大20号館下ピロティには、ピンク色を基調にした新しいバスがお目見えしました。

桜の花びらと川の流れがあしらわれ、河南町のPRキャラクターのカナちゃんがほほえむデザイン。デザイン学科の山本愛佳(やまもと・まなか)さんが手がけました。去年、住民投票で、この「桜咲くカナバス」の絵柄が選ばれました。

(画像:大阪芸大デザイン学科・山本愛佳さんがデザインしたカナちゃんバス。河南町の豊かな自然に着目し、川・風・桜吹雪をモチーフにした。河南町公式サイトより。)

 

車体いっぱいに流れるように描かれた“桜”がポイントだという山本さんは、「走ることに意味のあるバスにしたいなと感じました。邪気を払うことや、調和を表す和柄にすることで、河南町のみなさんが幸せになれたら」といいます。

 

 河南町の担当者は、「大阪芸術大学のみなさんとともに町を盛り上げていきたいという思いで今回デザインをお願いしました。低床バスで、どなたにも乗りやすいバスとなっています。多くの皆さんにバスを利用してもらいたい」と話していました。

 

 このバスは、5月22日から町内で運行されます。

 

〈カナちゃんバス運行情報〉

●路線図=

●運賃=大人(中学生以上):100円/回。小人(小学生以下):50円/回。

●河南町公式サイト=https://www.town.kanan.osaka.jp/material/files/group/4/21463814.pdf

●動画ニュース=YouTube:https://youtu.be/1tzPyPclWvs

 


注目の喜志南遺跡 出土埴輪の一部展示 6月25日(日)まで狭山池博物館で

2023-05-15 23:50:06 | ニュース

 喜志南遺跡で見つかった5世紀末の古墳「浮ケ澤(うきがさわ)古墳」(推定墳長約20メートル)。発掘現場から出土した多様な埴輪の一部が、大阪狭山市の狭山池博物館で展示されます。期間は5月17日(水)から6月25日(日)まで。

(写真:調査が行われていた当時の現場。現在は住宅が建てられている。富田林市教育委員会提供)

 5月1日に富田林市教育委員会が発表した、「浮ケ澤古墳」の周濠からは、1000点余りの埴輪片が見つかりました。人物6体▽馬形2体▽鳥形2体▽盾形2体-など計17体が復元され、矢を入れ背負う武具の靫(ゆぎ)や、人物には土器をささげもつ巫女や弓をもつ武人もあり注目されています。

 今回は、その一部の人物埴輪、靫(ゆぎ)形埴輪、鶏形埴輪などが展示される予定です。

【関連記事】=「喜志町内で5世紀末の古墳発見 「琴弾く人」など多彩な埴輪に注目」https://blog.goo.ne.jp/oua_journal/e/527d7349d8617b02963180cb8f6d55a9

《令和5年度ミニ展示「歴史発見2023」内》
●日時=2023年5月17日(水)〜6月25日(日)。
●場所=大阪府立 狭山池博物館1階 第5ゾーン(大阪狭山市池尻中2丁目)
●サイト=https://sayamaikehaku.osakasayama.osaka.jp/ 。
●アクセス=南海電鉄高野線「大阪狭山市駅」下車、西へ約700m。[地図]

(写真下:人物埴輪。左は弓が剥がれた痕跡がある武人の腕。右は杯を持つ巫女の手とみられる部分。富田林市教育委員会提供)

(写真下:鶏形埴輪(上)と靫<ゆぎ>形埴輪(下)。いずれも富田林市教育委員会提供)

 


芸大生デザインの「カナちゃんバス」 5月17日(水)学内で車両お披露目

2023-05-15 17:34:34 | 告知記事

 河南町内を循環する「カナちゃんバス」。新しいラッピングに去年の12月、大阪芸大デザイン学科の山本愛佳(やまもと・まなか)さんのデザインが選ばれました。新しいラッピングがほどこされた車両が運行を始めることを記念して、5月17日(水)に大阪芸大20号館下ピロティで車両が展示されます。<大坪千成>

 

(画像:大阪芸大デザイン学科・山本愛佳さんがデザインしたカナちゃんバス。河南町の豊かな自然に着目し、川・風・桜吹雪をモチーフにした。河南町公式サイトより。)

 

  車体には桜の花びらと川の流れがあしらわれ、河南町のPRキャラクターのカナちゃんが微笑むデザイン。町の公式サイトには「カナちゃんの和服を生かし、円満や繁栄、邪気を払うコンセプトの和柄にした」と紹介されています。

 去年、河南町がカナちゃんバス新車両のラッピングデザインを大阪芸大の学生に依頼し、寄せられた候補作品の中から、住民投票でこの「サクラ咲くカナバス」のデザインが選ばれました。

 

 カナちゃんバスは、河南町が運営するコミュニティバスとして、河南町役場を中心に町内を巡回しているバス。今回、新デザインのバスが5月22日から運行することに先立ち、大学内でお披露目されることになりました。新しくなったバスは、ノンステップになり、車いすを使う人も乗りやすくなったといいます。

 

 河南町の担当者は、「芸大生の仲間の作品をキャンパスで見てもらい、カナちゃんバスに愛着を持っていただきたい。地元の学生さんの利用にもつながれば」と期待しています。

 

 この車両展示は5月17日(水)の12時20分から13時20分までの、昼休みに行われます。20号館下ピロティで車両が披露された後、キャラクター造形学科棟の前で写真撮影も行われる予定です。

 

  また、21日(日)には、河南町役場となりの多目的広場で、記念の式典も行われます。

 

 

《カナちゃんバス 新デザイン車両展示》

  • 開催日時=2023年5月17日(水)、12:20〜13:20。
  • 場所=大阪芸術大学20号館下ピロティ(大阪府河南町東山469)[地図]。
  • 公式サイト=

▽河南町公式サイトhttps://www.town.kanan.osaka.jp/soshiki/somubu/somuka/gyomuannai/1/1/5328.html ▽大阪芸大サイト https://www.osaka-geidai.ac.jp/whatsnew/kanachan_bus▽カナちゃんバス・やまなみタクシー利用概要https://www.town.kanan.osaka.jp/material/files/group/4/21463814.pdf

 

《カナちゃんバス リニューアル記念式典》