夜明けの曳航

銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。

某国立大学病院の意識に絶望

2007年05月24日 | Weblog
同じ敷地内にある病院に時々行っている。
東京の大学病院より圧倒的に空いているし仕事の合間に行けるので助かる。
今回は検査で行って来たのだが、患者として市民として絶望するようなことがあった。

東京の病院では待合室が5倍くらい混雑しているが、携帯電話でメールしている人を一度として見たことがない。
しかし、この病院の待合スペースでは、行く度に必ず携帯メールをしている不届き者を複数みかける。

そこで、今日、検査の点数のことが疑問で医事課に行ったついでに「患者の携帯電話についてのこの病院の方針を教えてください」といったら、課長補佐という人が以下のような信じられないことをいった。以下、私との会話を再現する。

補佐「通話は限られた場所でしかできないはずです」
私「でもいつもメール打っている人がいるのですが。通話だけでなく、電源を入れているだけでも問題があるはずです」
補佐「通話やメールの送信がいけないのは知っていますが、電源だけでもいけないなんて聞いたことがありません」
私「でも東京の病院ではどこでも徹底していますよ」
補佐(激昂して)「じゃあ、具体的にその病院の名前を教えてください。問い合わせますから」
私「東大病院とか慈恵医大病院とか」
補佐(挑戦的に)「わかりました。じゃあ、東大病院に問い合わせさせてもらいますよ。いいんですね。」
私「携帯電話の電源自体が有害だというのは常識でしょう」
補佐「それはあなたの常識でしょう。私は専門知識はないので知りません。それに、本当に電源がいけないなら患者さんのポケットの中まで調べろっていうのですか」
私「それは無理でしょうからせめて表に見えているメールだけでも注意してくださいと…」
補佐(感情的になり、私の言葉をさえぎり)「そんなのおかしいじゃないですか。電源自体が有害ならメールだけ取り締まっても仕方ないでしょう。だから電源自体が有害なんてことあるはずない」
私「じゃあ、病院の医師や看護師がみな携帯でなくPHSを使っているのはなぜだとお思いですか?私が入院した際も『携帯は禁止なのでPHSを貸し出す』といわれましたが、それはどうしてですか」
補佐「そんなこといったらパソコンはどうなるのですか」
私「入院患者のパソコンが禁止なのは電力使用の関係と聞きましたが。パソコンの電源自体が有害ということはないと思います」
補佐「私はそんな専門的なこと知りませんといっているじゃないですか。とにかくそんな話をしても仕方ないのでもう帰ってください」(といって手を振ってしっしと追っ払うしぐさ)

確かに私は喫煙マナー(喫煙小屋が自転車置き場のそばにあり、しかも空気穴がたくさんあるのにいつもドアを開けっ放しで医師や職員が喫煙しているため自転車を停める際に煙がくるのでそのたびに苦情をいいにいっていた。敷地内全面禁煙もやっと今年の4月に実施し、市内の他の総合病院に数年以上遅れている。だから救急指定をそっちにもっていかれたりするのだ)についてうるさくいったりして、煙たがられている患者かもしれないが、国立大学の付属病院の医事課の課長補佐が携帯電話の電源の有害性を知らず、指摘した患者に暴言を吐くというのはどうなっているのか?

後で確認したら正面玄関に「院内では携帯電話の電源を切ってください」という大きなステッカーが貼ってあったのに、医事課の課長補佐がその意味を知らないとは。
しかも苦情を受け付ける係の人間がこれでは自浄作用もありえない。

保健所で調べたらノロウイルスなのに、「細菌性」と診断されたこともあったし、
これでは「患者として」安心して受診できない。この町に住むことについて絶望的な気持ちになった。
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