もったいない・ご恩返しの心を!太田清蔵の世界世直し運動

地位と名誉と資産と収入を一番大切にする自己中心主義を替えて、戦争とテロと貧乏と病気と麻薬撲滅に全力集中

「もったいない・ご恩返しの会」第6回会合・太田清蔵スピーチより①

2009年03月03日 15時44分18秒 | トンチン年金
17世紀に世界の数理経済学者のトンチさんというイタリア人が、
「今の年金はみんな若い人がお金を出して、それをお年寄りがもらうという仕組みになっているが、どんどんお年寄りが増えて若い人が減っていくと、赤字になってしまう。先々ダメになることがわかっている」
と、それまでとは正反対の、同じ年代同士で助け合う『トンチン年金』というものを考案して世界に発表したのです。

元金は全部ご本人に戻すけれども、利息配当金は生き残った人のほうへどんどん繋いでいくという、そういうやり方です。

従って、くやしかったら長生きしろ、足りないものを国からとるなどと、そんなバカなことはしないというものです。

ところがそれを知ったフランスのルイ14世が、
「これは、こんなに素晴らしい年金があるんだったら、早速フランスでやろうじゃないか」
と言って、早速取り上げたのはいいのですが、その頃は戸籍ははっきりしておりませんし、何より電算機などもありませんから、事務的に何も出来ないので、『トンチン年金』はすぐに潰れてしまいました。

(つづく)
2009.2.18日スピーチ