「レストランのパン カフェのパン」

ちょっとうれしいことがありました。

先週末にお泊りいただいたWご一家のお母様。
お泊りの翌朝、朝食後しばらくして私に、
「朝食で食べたパンがとても美味しかったので、もしも余ったパンがあればお土産に買って帰りたいのですが」
と声をかけてくださったのです。

え、え、え～、私が作ったパンをお金を出して買いたい、なんて言われたのは初めて！
そのWさんの言葉をとき、思わず泣きそうになりました。

パン教室に通ったり、自家製酵母を作ってみたり、
美味しいパンをつくりたくて、これまで自分なりに努力してきたことがちょっとは認めていただけたような気がしたんですよね。

残念ながら、そのときは朝食で全部パンを使い切ってしまい、W様にパンをお土産に持ち帰っていただけなかったのですが、本当に嬉しいお客様からのひと言でした。








さて、最近市内のK書店で、以前から欲しかった本を買いました。

「レストランのパン、カフェのパン」
パン専門店みたいな本格的な設備はないけれど、顧客に満足してもらえるパンを焼きたい、という料理人さん向けの本です。

載っているレシピは、レストランで料理と一緒に供するパン、それとカフェのサンドイッチ向きのパンが１９種類。

他の料理で忙しい料理人さんが段取り良くパンを仕込むことができるようなヒントが書いてあったり、具体的実用的アドバイスが多数。

そして、「焼いたその日で使い切ること」とか、「焼いたその日より翌日のほうが美味しい。その後は冷凍保存すること」など、一つ一つのパンの食べ頃が明記してあるのがとても参考になります。

ただ一つ残念なのは、この本に載っているパンの大半はドライイーストを使ったレシピなこと。
本の最後のほうに天然酵母パンの酵母おこし方と、天然酵母パンのレシピが数種類紹介されているのですが、いつか天然酵母パンだけを扱った続編を出版してくれないかな。

今もっぱら天然酵母パンだけをお客様に出している私には、すぐに１００％使えるわけではないけれど、いろいろな意味で参考になる本です。


早速この「レストランのパン　カフェのパン」のレシピで、イタリアの食事パン、チャパティを焼き、次女のお弁当にチャパティサンド(クリームチーズ＆チキン、クリームチーズ、野菜のトマト煮＆卵)を作ってみました。



これを見た娘いわく、「二つともでか過ぎっ！」
食べ盛りの高校生だからと大きく作りすぎたみたいです、失敗失敗(￣◇￣;)







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