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おろちのB気持ち(盛夏編)

気がつけば、季節は夏・・・。で、記事は?

千住真理子「J.S.BACH 無伴奏・・・」

2004-12-10 23:44:31 | 音楽
正式なCDのタイトル名は

「J.S.BACH無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲」

である。その一曲を初めて聴いたときの衝撃は今でも覚えている・・・
いや、正確には、何度聴いても同じ衝撃を受ける。

「魂を人に伝える手段として、音楽があり、ヴァイオリンがあり、
  作曲家と演奏家がいる・・・」

おろちの言葉でいえばそんな印象。ちなみに、この曲は、
ヴァイオリン音楽の「旧約聖書」といわれている・・・
と解説にある。

それ以外にも、低音とメロディーが別々に奏でられていて、

「ほんとに一人で(ヴァイオリン一本、弓一本で)弾いてるの?」

という疑問もあった・・・。これを聴いて、ほんとにバッハが好きに
なった。

そして今日、久々に聴いてみて・・・。やっぱ10年近経っても
全く感想は変わらない。涙なくして聴けない・・・。

J.S.バッハの完璧主義は、これを聴けば、いやおうなく
わかる。そして、そんな曲を完璧に弾きこなす彼女が天才でない
はずはない・・・。

と断言したあとで、彼女の略歴を見ると・・・。なんと、私が生まれる
よりも前からヴァイオリンを手にしていることが分かった。

この録音も、当時、デビュー20周年記念のものだという・・・。

「天才」のひとことで片付けてしまうのは失礼であった。

(P.S 今日の話題とは関係ないけど、昨日の写真はやはり
 メタセコイヤだったようです。めでたしめでたし・・・)


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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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バッハの思ひ出 (桜マソ)
2004-12-11 22:55:41
自分のクラシック入門は、数住岸子のソナタ2番

(多分)でした。



これらは結構フラットに弾く人もいて、あるひとが引くシャコンヌ、ぼーっと聞いてて、最後の

方に至ってようやく、これがあのシャコンヌ?

と気づいたこともあるくらい。



四半世紀前に数住さんの演奏を聞くまでは、

クラシックなんて、ガッコのセンセに無理やり

聞かされた退屈な音楽でしかなかった。はじめて

聞くバッハは、「なんて激しいんだ・・・」。



言葉以外で表される精神というものを、自分は

よく理解できないのだが、この曲は精神性と

いう言葉以外では表現できない。



まぁ、あまり音楽には向かないのか、それ以降も、限られた数曲以外は聞かないのですけどね。



わたしが好きなのは、音が汚いといわれるシゲティ。千住さんは、駆け足調のどたばたっぽい文章をたまにみます。このCDは、買ってみようかな。
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バッハと私 (おろち)
2004-12-11 23:35:54
桜マソさん、こんにちは。長文コメント、

ありがとうございます。

そうそう、私も学生時代は、クラシック、

ぜんぜん好きぢゃなかったですね。



私は当時、よい子ちゃんだったので、

とりあえず、



「せんせいが聴けというから、つまらないけど

 しかたない、黙って聴いてやるか・・・」



そんな感じでしたね。



シゲティ、名前は知ってます。今度チェックして

みます。
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縁か (桜マソ)
2004-12-12 21:38:45
おろちさん、こんにちわ。



こちらでは初めてだったかなぁ。昨夜は

挨拶も抜きで、本題入ってますな。見事

に釣られたということで(笑)



気になって数住さんのことを検索して

みたら、7年ほど前に、45歳で亡く

なっている。知らんかった。



TVで1回、演奏を見ただけの人。



わたしをクラシックに、ちょっとだけ

引き込んでくれた人だった。おろ

ち氏がコレ書かなかったら、知らん

ままだったかもね。



そういえば、セコビアがシャコンヌ

弾いてるんです。ギターで。ギター

は5本の指を使うので、バイオリンと

はまた違った音を選んで浮かび上が

らせることができるようで、これは

これで、何度うるうるしたことやら。

甘いめの演奏なので、お勧めではなく、

ただの思い出話ね。



45で死んでは、いかんわなぁ。



ちなみに、自分の携帯の着メロは

「主よ、人の望みの喜びよ」です。

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