もともとは東欧系のユダヤ人がハヌカ Hanukkah のお祭りに食べるもので、ラートカ latke と呼ばれていました。今では人種や宗教に関係なく、ポテトの美味しい季節になると食卓にのぼります。
<材 料>(4人分)
ジャガイモ 2カップ おろしたもの
タマネギ 1/2個 みじん切り
卵 2~3個
小麦粉 大さじ1+1/2
塩 小さじ1
植物油 適量
<作り方>
1. フードプロセッサーなどでおろしたジャガイモに、
みじん切りのタマネギ、卵、小麦粉、塩を入れてよく混ぜる。
2. 熱したフライパンに油を多めに敷き、好みの大きさに円く広げて落とす。
3. 両面がこんがりきつね色にカリッとなるまで、裏返しながら焼く。
4. 熱いうちに、好みでサワークリームやアップルソース、メープルシロップ、
ケチャップ、ポン酢醤油などを添えて出す。
(キャッツ幸子)
<ビタミンCとカリウムが豊富なジャガイモ>
ジャガイモの主成分は澱粉ですが、ビタミンB1、C、食物繊維も多く含みます。この澱粉質がビタミンCを保護するので、加熱しても壊れにくいのが特徴。茹でたり蒸したりするとカロリーも気にせずに食べられます。また、体内のナトリウムを排泄し、血圧を下げる働きをするカリウムの含有量も高く、高血圧予防や利尿に効果的です。カリウムは熱に強く水に溶けやすいので、煮汁ごと食べられるようなスープやシチューがおすすめ。ただし腎炎などでカリウムの摂取を制限されている人は、たくさんとるのは避けましょう。
(石川まりこ)
オーガニック・ライフ・サークル会報
2004年9・10月号(No.59)掲載