テレビでよく流されていた 井上靖 原作の「わが母の記」です。
主人公 洪作が幼少期から13歳ごろまでにお母さんに
育てられなかった事で距離をおいて生活をしていました。
お父さんが亡くなった頃から少しずつお母さんが痴呆気味になります。
前半のほうはクスッと笑いそうな場面もありましたが、後半になるにつれて
母の痴呆もひどくなり、家族は振り回されます。
後半になると幼少の頃、長男である洪作をひとり湯河原において
妹二人と母がどうして台北に行ってしまったかが解かります。
又、洪作が中学の時に書いた詩が何処にしまったか解らなかったのが
ちゃんと母が肌身離さず、一字一句間違わずに覚えている事・・
映画を観ててうなずける場面あり、感動する場面ありで何か
心に残るものがあります。
映画も後半になると段々目頭が熱くなり、音がしないように
ハンカチを出してそーと目頭を拭き・・・
映画館を出るときは少しでも涙目のあとがわからないように
眼鏡をかけて、運転して帰ってきました。
いつも思うのです。
どうして映画館の音量ってあんなに高いのでしょう??
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