りーちゃんといっしょ!

不妊治療の末、超高齢出産を乗り越えた母のもとに生まれてくれた「りーちゃん」プラス「柴犬てつ」とのダラダラ日記です。

母親の欲望

2009-11-22 18:37:20 | りーちゃんと一緒
さて、退院後体調のこともあり、自宅から10分ほどの
実家で2週間ほどお世話になりました。
子育てに関して、実母を少しはあてにしてたんだけどな~
りーちゃんが泣いた途端「はい」と、手渡された。
「子育てなんて、ぜ~んぶ忘れちゃった。時代も違うし~」
母よ、あなたは2人も育てたのに・・・

自宅に帰ってきて、まず、用意していたベビーベッドに
寝かせようと思ったら、思い切り嫌がった。
お風呂も暴れるし・・・(汗)
楽しみにしていた「ベビーマッサージ」なんて、夢のまた夢!
そう、本に載っている赤ちゃんはこんなに暴れて泣かないわ!
服を脱がせると「お風呂だ」と思って、泣いて暴れだすし。
現実とのギャップが既に現れていた。
だって、りーちゃんは現実なんだもん。個性のある「生き物」なんだよね。
ダンナに言わせると「まだ、人とは言えない」らしいが。
それでも、おちちをあげて寝かせると時折「にやっ」と満足そうに笑う。
かわいい。。可愛すぎる!←すでに相手の術にはまってる「馬鹿親」
ダンナと毎日デジカメ、携帯カメラとシャッターを押し捲りである。

と、そんなある日、お風呂上りの一杯(ミルク)を飲んで
ご機嫌でおやすみのりーちゃんの鼻の穴から、かわいい「鼻くそ」が
見えるではないですか。
「・・・・・・・取りたい」
その欲望はどんどん膨張していった。「たまひよ」の「育児百科」には
寝ているときに、耳掃除、鼻掃除、爪きりのケアとかいてあったが
家族の反対(傷つけたらどうするということ)で、あまり手を出せずにいた。
いま、家には私とりーちゃん2人きり。おほほほ。バレないわ。チャンスよ。
赤ちゃん用の綿棒でグリッと一気にやればどんなに気持ちが
いいことだろう。りーちゃんだってきっと気持ちいい筈よ!
そうよ!やるのよ!さあ、さあ、さあ!
と、鼻の入り口付近に綿棒があたった瞬間、りーちゃんが
驚いて飛び上がった。「危ない!」と察して手を引いたが
すでに大泣き状態・・・・ああ・・・(--;)
そのあと、ご機嫌が直るまで大変なめにあった(自業自得なのだが)
しかし、負けないわ!いつか、必ずあの「鼻くそ」を取ってみせる!
その後、母親の欲望 VS りーちゃんの攻防は果てしなく続いた。
次の日までだけどね^^;
最初は泣いたが、次からは手で払いのけるようになった。
やっと、鼻くそが取れたとき私の人生で一番達成感があった(大げさ)
次は反対側の鼻の穴のものを・・・
母の欲望は続くのであった。。。。

こまなちゃん誕生(後半戦)

2009-11-22 13:23:33 | 怒涛の出産編
こまなちゃんの声が聞こえて、看護師さんが連れてきてくれた。
「やっと、会えたね~」感動したが、もう、疲れてヘロヘロだった。
この後、後産で胎盤が出てきて終了のはず・・・だったんだが。
「・・・・くっついてる。」と、先生。「もう少し、がんばって!」
無理・・・痛てぇ。。。
動かないで、とかいろいろな声が聞こえてきたが
陣痛中より酷い痛みで死にそうだった。

そのとき、カンシ分娩(赤ちゃんの頭を引っ張る方法)のせいで
運悪く血管がブチ切れて、大量出血をしていたらしい。
お産が終われば、子宮が収縮して自然と傷も小さくなり
血も止まるはずなのだが、長い陣痛のせいで、子宮が伸びきって
しまっていた。周りは緊急事態に慌てていた。なのに、私は疲れたいたので
「すいません、疲れてもう無理ですぅ。続きは明日じゃダメですか?」
と、聞いた。すでに通常2倍以上の出血をしている。ああ、お花畑が。。。
「だめです!死んじゃいますよ!」
だって~、疲れたよ~24時間飲まず食わずで、一睡もせず・・・地獄じゃ。
「じゃあ、せめて~麻酔で処置してください。眠いし。」
後で思うと、この「眠い」は「お花畑」に行きかけていたのかもしれない(笑)
このあと、バタバタと手術室へ運ばれ、緊急手術、輸血をされ
「ハイケアルーム」に戻された。
目が覚めた時、何があったんだ!と、驚くぐらい点滴やら色々な管が
着けられていた。まるで映画のワンシーン。「バイオハザード」でこんなカットが
あったような~(笑)

とりあえず、無事に終わった。次の日は通常の入院棟に戻され
自分も自力で起きるように立ったりしていた。
輸血したので、貧血状態のため気をつけるように散々言われたが。
普通の妊婦さんは、ここですでに通常の生活なのに。。。
私はなんだか、過保護な扱いをされ、食事も部屋まで運ばれてきた。
食堂だと、好きなパン選べるんだけどなあ。。。ちっ。
そのあと、人生初の「授乳」=^~^=
わが子は本当に可愛い!

人生最高のハッピーデイでした。