りーちゃんといっしょ!

不妊治療の末、超高齢出産を乗り越えた母のもとに生まれてくれた「りーちゃん」プラス「柴犬てつ」とのダラダラ日記です。

一年生です!(来年の春から)

2015-08-02 20:58:07 | 怒涛の出産編
暑い、猛暑にもほどがあるぞ、誰か何とかしてくれ。
オリンピックのデザイン料で何億も使うなら、
その金で日本を冷やす対策をたててよ。本当にもう(ー”ー;)

そんなこと呑気に家で考えていても仕方が無いので
家族で近場の市民プールへ行くことにした。
着いたそこは、正にイモ洗い状態。プールサイドには
これでもかっていうくらい、簡易テントが並べられている。
我が家はテントなぞ持ち合わせていないので、日陰を見つけて
レジャーシートで場所取り。
子供をすかさず着替えさせると、旦那と先に行くように
促し、自分は女性更衣室へ貴重品を預けに出かけた。
100円でロッカーがあるのだが、鍵はかかっていないのに
使用中のロッカーが、6割もあった。(意味無いじゃん)
やっと、空きを見つけて旦那と合流しようと戻ると
なんじゃここは!というくらい人があふれかえっている。
しかし、この日のために(嘘)子供と旦那の水着をカラフルな
色や特徴にしておいたのよ!(私えらい!)

「真っ赤な海水パンツ」の父親に「ピンクの水着とピンクのゴーグル、
ピンクの浮き輪」の子供。

って、いるのよ~沢山、あちこちにこんなふざけた配色の親子が~
信じらんないわ~世の中狂ってるんじゃないの~???

仕方なく、レジャーシートに戻りやつらの帰りを待っていた。
そこへ、お母ちゃ~ん!と元気に戻ってきた娘。
「お滑り台やりた~い!!」と、言い出した。旦那に目をやると
「小学1年生からなんだよね~」と、苦笑い。
子供用では、物足りないらしい。仕方なく家族会議。着地地点の
プールの深さは、かなり浅い。行ける!子供と二人でシュミレーション。
「いいわね、滑り台やりたかったら1年生だっていうのよ?」
「でも、りーちゃんは年長さんだよ?」
「来年は一年生でしょ?」
「う、うん!小学校いくの!」
「だから、いいのよ。お兄さんに聞かれたら一年生だっていうのよ?」
「は~い!」
よしよし、こんな調子でうまくすり抜けた。おほほほほ。皆やってるさね。
もちろん、下で待ち構える役と上で補助する役と安全対策はばっちり。
うれしそうに滑り降りてくる娘。味を占めたのか、そのあと3回滑りました。
建物でいえば、4階くらいの高さ。すげ~、こわくないんだね~

りーちゃん、ウォータースライダーデビュー、おめでとう(笑)




てすとぉ~・・・

2015-08-01 20:42:50 | 怒涛の出産編
忙しかった。でも、以前に比べれば定時で帰れる。
ウィークリーは、旦那がいなくて大変だけど何とかやっていた。

「はい、受験票」

上司から渡されたそれは正に青天のヘキレキ。
「はい?希望出してませんが?」
「いや、順番で勝手に送ってくるんだよね」
そう言うと、教本2冊、問題集2冊を置いて行った。

うっちょ~ん!!!
この生活で試験勉強をやれと?
鬼や!まあ、5年前に一度受けた試験の更新らしいのだが
勘弁してよ~と、泣きたい気持ちだった。
しかし、ここで働く以上、それは許されない。
諦めて勉強対策を立て、週末旦那に子守を頼むと
集中して一気にやった。

抱きついて絡んでくる娘に
「りーたん、お母ちゃんは勉強しているの。
 試験に合格しないと、お金もらえなくなっちゃうの」
と、嘘八百並べて普段はちまちまやり過ごした。

当日は、「だったかな~???だったよな~???」
の連発だったが、なんとか無事合格。あと5年は受けなくてよいらしいが、
日々進行する老眼と後退していく記憶力でどこまで出来るか不安である。


こまなちゃん誕生(後半戦)

2009-11-22 13:23:33 | 怒涛の出産編
こまなちゃんの声が聞こえて、看護師さんが連れてきてくれた。
「やっと、会えたね~」感動したが、もう、疲れてヘロヘロだった。
この後、後産で胎盤が出てきて終了のはず・・・だったんだが。
「・・・・くっついてる。」と、先生。「もう少し、がんばって!」
無理・・・痛てぇ。。。
動かないで、とかいろいろな声が聞こえてきたが
陣痛中より酷い痛みで死にそうだった。

そのとき、カンシ分娩(赤ちゃんの頭を引っ張る方法)のせいで
運悪く血管がブチ切れて、大量出血をしていたらしい。
お産が終われば、子宮が収縮して自然と傷も小さくなり
血も止まるはずなのだが、長い陣痛のせいで、子宮が伸びきって
しまっていた。周りは緊急事態に慌てていた。なのに、私は疲れたいたので
「すいません、疲れてもう無理ですぅ。続きは明日じゃダメですか?」
と、聞いた。すでに通常2倍以上の出血をしている。ああ、お花畑が。。。
「だめです!死んじゃいますよ!」
だって~、疲れたよ~24時間飲まず食わずで、一睡もせず・・・地獄じゃ。
「じゃあ、せめて~麻酔で処置してください。眠いし。」
後で思うと、この「眠い」は「お花畑」に行きかけていたのかもしれない(笑)
このあと、バタバタと手術室へ運ばれ、緊急手術、輸血をされ
「ハイケアルーム」に戻された。
目が覚めた時、何があったんだ!と、驚くぐらい点滴やら色々な管が
着けられていた。まるで映画のワンシーン。「バイオハザード」でこんなカットが
あったような~(笑)

とりあえず、無事に終わった。次の日は通常の入院棟に戻され
自分も自力で起きるように立ったりしていた。
輸血したので、貧血状態のため気をつけるように散々言われたが。
普通の妊婦さんは、ここですでに通常の生活なのに。。。
私はなんだか、過保護な扱いをされ、食事も部屋まで運ばれてきた。
食堂だと、好きなパン選べるんだけどなあ。。。ちっ。
そのあと、人生初の「授乳」=^~^=
わが子は本当に可愛い!

人生最高のハッピーデイでした。


2日目、こまなちゃん誕生(前半戦)

2009-11-19 16:59:28 | 怒涛の出産編
朝、数分寝たかなあ。。。記憶がうっすら。
日によって担当医が変わる。流石、大学病院。
夜勤の看護師さんも助産師さんも変わった。
ニコニコ担当医さんが話しかけてきた。
「気分はどうですか~?」
「・・・・・最悪なんです。一睡もできなかったし。」
もう、帝王切開にしようよ~。だって、もう、体力ないよぅ><;
「そうですか~・・・8時から頑張りましょうね~」
って、人の話きけよ!体力なくヘロへロの患者にいわないで~
もともと、文科系で根性なんて言葉とは無縁なのよ~
もう、自分でも何とか楽なほうへ逃げようとしていた。

しかし、やはり逃げられない。やめることも出来ない。
こまなちゃんにどうしても会いたい。
仕方なく覚悟を決めた。

8時に点滴が始まった。前日の夕食から食事もできない状態である。
お産は体力!でも、食べてなくちゃなあ・・・
しかし、その後押し寄せる陣痛に気持ち悪くなり、絶食状態が続いた。
運ばれてくる食事は、付き添いの母親が始末(自分の胃袋に)していた。
点滴のスピードをあげると、陣痛が強くなる。昨日とは違うなあ。
このころになると、呼吸法とNSTの波形で、陣痛の波が
読めるようになっていた。昨日のように叫ぶことも、柵を揺らしたり
ましてや、体を揺らすこともなくなっていた。
ただ、汗をかきながら、呼吸を整えるのみ。
12時ごろ、婦長さんらしき人が見に来た。
「あら?子宮口が全開になってるわ。呼吸が上手に
 出来てるのね。優秀ですよ。」
って、はいー?????
いつのまにー?あれよあれよというまに分娩室へ。
ダンナが来てない!間に合わないよー><;
母親に携帯を取って貰うと、ダンナにワン切り。
きっと、わかるよね?
「あと、一時間で産まれるよ。」
不安もあったが、陣痛からやっと開放されるのと、こまなちゃんに会える
うれしさで気を失いそうだった。気を失ったら楽だろうなあ。。。。
30分でダンナが会社からやってきた。
ああ、よかった~。。。。
しかし、そこから8時間、こまなちゃんは出てこなかった。
頭引っかかってんじゃないかー?!
廊下をうろつくダンナにも「まだ、産まれないんですか?!」
と驚く医療スタッフ。って、あんたらがなんとかしてくれよ!
後で聞いたところ、医局では「4×歳の初産」が話題になっていたらしい。
どうせ、超高齢出産だよ!悪かったな!

引っ張る(カンシ分娩)には、少し頭が遠いらしい。
と、ここで担当医がやってきた。とうとう、帝王切開かなあ。。。
だったら、朝からやって欲しかった。時計は午後5時。
「破水してるので、どうしても今日出産しなくては駄目なんですよ。」
そうでしょう、そうでしょう。
「あと、もう少しがんばって頭が降りれば引っ張れますので、がんばりましょう!」
おいっ!まだ、頑張るのかよ!
どうやら、こまなちゃん斜めになっているらしい。
ふと冷静に自分をみると様式トイレに座っているカッコになっている。
すげー、泣きたい気分なんだけど、構っていられないよー。
担当の先生も看護師さんたちも皆集まってきた。

昨日からお隣の分娩室で4人くらいの人が、私より後に来て
さきに産んでいっている。やっと、ラストかあ。。。と、思っていると
先生が叫んだ。
「がんばって!右側に硬いうんこする感じで!」
って、あんた何言ってるんだよ!
したことないよそんなの!わかんないよ!!
こういうときは、冷静になってはいけないとつくづく思う。
ダンナもがんばれと手を握ってくれている。
「がんばったら、あみあみメロン買ってくれるか?」
と、言った私にダンナは一瞬たじろいだが
「わかった。」と、言った。
やった♪メロンGET!これで最後だ!うりゃああああああああ!

メロンが効いたのか、こまなちゃんも食べたかったのか
最後の最後で頭が降りた。
「よし、引っ張れるぞ!」
と、同時に元気な泣き声が・・・
後でダンナに聞いたら、頭だけ出して泣いてたんだって。

ああ、よかった~。こまなちゃんがんばったね。
会いたかったよ~。

午後6時5分、女の子、2910㌘無事出産。。。。
とは、いかなかったのである。(私が)

後半に続く~




1日目、陣痛地獄

2009-11-19 15:40:46 | 怒涛の出産編
10月29日、朝、血圧を測ると看護師さんが
「8時、スタートです~^^」
と、陣痛促進剤を点滴してきた。そのまえに、バルーンと
呼ばれる子宮口を広げる「メトロイリンテル」を処方された。
痛くはないが・・・違和感が(泣)
陣痛いつくるのかな~・・・なんて思っていると、お昼ご飯が
運ばれてきた。・・・あれ?
お昼をぺろりと平らげると、先生が様子を見に来た。
「あの~、陣痛って、普通いつ頃始まるんですか~?」
との問いかけに
「う~ん、たまにいるんだけど、もうすでに痛い筈なんだよね。」
・・・・確かに、NSTは微妙に波打っている。
う~ん、やはり心配していたとおり、私って鈍感?!
やはり入院して正解だったか。家にいたら、わからなかったかも・・・。
点滴の落ちるスピードもMAX状態。先生がいうには
このまま、産める状態まで陣痛が来なければ、違う薬を投与して
再チャレンジになるんだそうな。。。。ひ~。何故?こまなちゃん?
お腹がそんなに気持ちがいいの?
そうこうしているうちに実母がやってきた。
「あれ~?まだ~?」
あたしだって、早くしたいわよ!き~っ!
とか、いっていると・・・お腹が・・・あれ?痛い・・かな?
と、それは突然やってきた!
「うきゃー!いた~い!いたたたたー!」
あまりに突然だったので、呼吸法とか頭から既にすっ飛んでしまい
ベッドの柵を鷲掴みにし、ガタガタと揺らした。
ついに来たか(笑)案外ちょろかったな?などと、気分はすでに分娩室。
確認しに来た看護師さんは、「子宮口、まだですね~。もうすこし^^」
あ、そうなんだ。って、いた~いっ!!!
おい、娘がのた打ち回っている横で居眠りするな!母親!
そこから、夕方ダンナが来るまで一行に子宮口開かず、
19時ころ、お腹をさするダンナ・・・仕事で疲れてるのにすんません(泣)
未だに呼吸法のコツ掴めず、柵をゴリラのように揺らしていた。
と、突然お腹で風船が割れたような感触とともに破水したのだった。
「看護師さん、呼んで~、破水した~」
来たよ~、きたきたきたぁ~!慌ててナースコールを押すダンナ、
「すいません、破産したっていってます!」
って、おい!!何いってるのよ、あんたは!
「破水だ!破水!」
ここへ来て、夫婦漫才やらすなよ!相変わらず、居眠りの母親。
笑いながら、看護師さんがやってきた。
「もうすぐかな~、子宮口が~」
陣痛は続く~、なんか、うんちがしたいような~
「あかちゃんの頭が圧迫してるので、そう感じるんですよ~
 踏ん張るならトイレは行っちゃ駄目です。おしっこはいいですけど^^」
・・・・地獄じゃ。この陣痛地獄から抜け出せるのなら。。。。
良からぬ考えが頭を駆け巡る。。。このとき、足踏みをして体を揺らすことで
陣痛を和らげていた。その姿は、トイレが満室で入れずに漏らしそうに
なっている小学生。

そうよ、よく病院まで間に合わなくて産んじゃう人いるじゃん!
だから、内緒で踏ん張って産んでしまってもわからない筈よ!
出しちゃえ!破水してるんだし、こまなだって出たいのよー!(言ってません)
しかし、そこは素人考え。そう簡単にはいかない。
時計はすでに、22時をまわった。
もういい!痛いし!帝王切開で出してくれー!

そして、最後通告
「タイムアウトです。これ以上、薬は使えません。また、明日8時スタートで。」

まじっすかー?!

「ごめんなさい。ごめんなさい。><;」
誤る私に、ダンナと母親が
「まあ、そう簡単にはいかんわな~。また、明日な」
と、帰っていった。

その後、一晩中陣痛促進剤の薬の効果が抜けるまで
(お医者さんによると、5時間で抜けるんだそうな・・・)
一睡もできずに一人陣痛と戦うのであった。

こまなちゃんが元気なのが唯一の救いである。
破水している以上、明日で決着はつく!
普通分娩か?、帝王切開か?
自分的には、後者なんだがなあ。。。。とほほほ。

時計は12時を回っている。
一人押し寄せる陣痛に足踏みで耐えるのであった。