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白書第3部 第1章 転業 ☆

2011-10-16 22:59:01 | 中小企業経営・施策
こんばんは。

白書を読んでいるとコラムが多数あるのですが、その中に
「事業転換後にハイパワーLEDを開発し、太陽の塔を40年ぶりに開眼させた企業」が紹介されていました。
私が大阪で一番好きな場所が大阪万博公園なので反応してしまいまして。
エキスポランドが事故で閉鎖されてからは、すっかり寂れてしまいましたが。とってもいい場所なんですよ。
250円(だったはず)であれだけの自然が堪能できて、落ち着ける場所ってそうはなく
私は公園のベンチで昼寝とか芝生で雑魚寝とか全然平気なので、何時間でも楽しめます。
公園でのんびり休日を過ごすのも時にはいいですよ◎

話は飛んじゃいましたが、今日の白書は転業の話です。
白書から抜粋した言葉ばっかなので、今回は色を付けてません。

①業種転換した企業の割合は、大分類1%、小分類で毎年2~3%、業種転換した企業の方が、業種転換していない事業所よりも出荷額、付加価値額、従業員数および労働生産性の伸びが大きい。
②転業することで従業員数や売上高が減少する割合が高くなる一方で、経常利益については増加・維持の傾向があり⇒(転業により経営印新が進み収益性の改善効果が見られる。)
☆ちなみに、受動的転業の方が売上高と従業員数の減少は顕著である。

③-1 能動的転業…主に事業の拡張・拡充を図ることが目的
・転業先の事業としては、情報通信業・医療、福祉といった成長分野の業種が増加している。
転業の目的では8割弱が「企業の更なる成長」、約半数が「事業多角化の一環」となっている。事業分野の選択理由も、「成長のある分野」を選択する割合が半数を占める。

③-2 受動的転業…主に事業の改善・再生を目指すことが目的
・転業先の事業としては、不動産業、物品賃貸業が大幅に増加している。(不調な既存事業を縮小し、所有する不動産を活用することに活路を求める企業が多いため)
転業の目的では約半数が「事業多角化の一環」、次いで「既存事業が陳腐化し、将来性がなかった」となっている。事業分野の選択でも、4割弱が「既存の設備や知識を活かせる」といった理由で、「他に事業を行える分野がなかった」という割合が能動的転業に比べて高い。

転業時の課題は上位に資金調達、質の高い人材の確保、販売先の確保があげられるが、受動的転業では人員整理も課題の一つとなっている

能動的転業と受動的転業では、目的が大きく違うため、受ける影響も変わってくるようです。
能動的転業では「売上や雇用が増大した」「企業の成長性や将来性が上昇した」と回答した割合が高いのですが、
受動的転業では「企業が存続できた」と回答する割合が高いそうです。
なんだかリアリティあふれる回答ですよね。

最後に、
転業に際しては自社の強みとなる既存の資源等が活用できる分野に進出しても、自社の強みが発揮できるとも限らないため「人材・販路・資金」といった新規事業を創出する際と変わらない要素が成功要因となるようです。

起業では過去の経験や人脈が成功要因となりますが、転業では過去よりも今・未来を見据えて「人材・販路・資金」が成功要因となります。

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