人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第153回 『心田開発』(二宮尊徳)

2024年08月26日 | 日記

【人生をひらく東洋思想からの伝言】

第153回

『心田開発』(二宮尊徳)


江戸時代に、全国600余りの農村の開拓などでも活躍した

日本を誇る教育者の二宮尊徳が詠んだ歌があります。

「日々(にちにち)に積る心のちりあくた洗い流して我を助けよ」 

まさに、心の浄化についての言及になります。

農村の開拓を通じて、村民の心田開発(心を耕すこと)
をしていたと言われています

日々知らないうちに、心の中でもいろいろなものが

つもりつもってしまって、目の前がくすんでしまいます。

心の塵(ちり)や垢(あか)が知らないうちに、

ついてしまっているのに気が付かないのがほとんどです。

まずは、そのことに気づくためにも、身の回りを整理、整頓、清掃をこころがけることで、

常に自分自身の状態に気づくことが大切かもしれません。

私も日々、毎朝掃除から一日を始めています。

掃除は本当に深いですね。


参考
第30回
「整理・整頓・清掃の意味とは何か?」(仏教)


第106回 
「積小為大(せきしょういだい)」(二宮尊徳)


参考図書
『二宮尊徳一日一言』寺田一清編 致知出版社

 


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