【人生をひらく東洋思想からの伝言】
第159回
『万象具徳』(二宮尊徳)
先日、妻と小田原城の近くにあります 二宮尊徳さんを御祭神とし
報徳二宮神社にお参りに行ってきました。
雨上がりということもあり、とてもいい
清々しい気もちになりました。
尊敬する偉人の一人である、二宮尊徳さんの教えは、
現代でも多く
そんな教えのひとつが、今回ご紹介する、
「万象具徳(ばんしょう
この教えは、二宮尊徳さんの教えで、根幹のひとつであります。
「この世のすべての人やもの(万象)は、それぞれが独自のよさ・
身につけているという考えが、この教えの根本にあり、
その徳をお互いに認め合い、磨き、磨き合い高め合って、
よりよい
というものであります。
まさに、今の現代でも何の違和感もなく、腑に落ちる教えですよね
その万象具徳という教えを、報徳博物館初代館長の 故佐々井典比古さんは、
次のようなひらがなの詩で記されています。
万象具徳(ばんしょうくどく)
どんなものにも よさがある
どんなひとにも よさがある
よさがそれぞれ みなちがう
よさがいっぱい かくれてる
どこかとりえが あるものだ
もののとりえを ひきだそう
ひとのとりえを そだてよう
じぶんのとりえを ささげよう
とりえととりえが むすばれて
このよはたのしい ふえ(増え)せかい
参考【過去のブログより】
第106回 「積小為大(せきしょういだい)」(二宮尊徳)
参考図書
『二宮尊徳一日一言』寺田一清著 致知出版社
『二宮尊徳』境野勝悟著 致知出版社
報徳二宮神社