【人生をひらく東洋思想からの伝言】
第152回
『上り坂の儒家、下り坂の老荘』
論語などを代表とする、孔子を中心とする儒家の思想、
老子と荘子
東洋思想の面白いところは、それぞれを人生の状況に応じて
使い分けたらいいという柔軟な発想をしています。
儒家も老荘も、「現世を肯定する」という点では、欲望も肯定し、
立身出世や富を求めることも肯定しています。
ただ、社会のあり方について、儒家の思想が「現行肯定プラス改善
現状の状況を受け入れた上で、改善を要求するのに対して、
老荘思
根本から変えていくという
どちらも、とても深い思想だと思いますが、それぞれの時代の状況
それぞれの思想を「上り坂と下り坂」で使い分けて活か
このような話を聞きますと、東洋思想を生かしてきた過去の達人た
本当にそのあたりの柔軟さというか、肚がすわった在り方を感じさせてくれます。
個人的には、今の時代背景や、ここ数年の日本の状況などを鑑みる
まさしくこれからは「老荘思想の出番」かなと感じています。
「老荘思想」の本質は、とても深いもので、私も何年もかけて探究
「老荘思想」を一緒に学び合う、コミュニティを年内中にゆるやか
もし、興味がある方がいましたら一緒に探究
参考図書
『老子の無言』田口佳史著 光文社
茅ヶ崎海岸