新音楽療法邪説

音楽療法は、音楽の持つ様々な特性を必要とされる人々の課題解決のために応用される音楽臨床技術の総称として用いられています。

12月は集落の福祉会主催、クリスマス会で演奏します

2022年11月27日 18時18分18秒 | 臨床の小窓(small windou of clinical)

ヤフオクで入手しました。今度の集落のクリスマス会でのネタのひとつです。管理人が失語症者を主な対象としたデイサービスに勤めていた時のエピソードを披露するつもりでいたのですが、当時採譜していた楽譜が見つかりません。

これがですね、検索してみたところヤフオクに出品されていて、即ポチっとしてしまいました。出品者の方も誠実な方で、梱包にはかなり気を遣っていただいた様です。

話としては、デイサービスで失語症者の大会向けに練習していたオリジナルの歌を練習してた時に、突然思い出した写真の楽譜の歌を歌い出した利用者の方がいました。

聞くと、小学校の頃合唱コンクールの練習をしていたのを思い出して、歌が自然と出てきた、と言うのです。

2〜3回歌っていただいたかと思いますが、3度目くらいには最後まで歌い切ることができず、ついに歌そのものを思い出すことができなくなってしまった、と言うことの様です。

一応、カメラを回してうたってもらったりもしたのですが、当時コンクールに向けて練習していたというエピソードは語れるものの、歌を歌うことはできませんでした。

で、いろいろ調べていくと、昭和16年に行われた合唱コンクールの課題曲ということがわかりました。

人と会っておしゃべりしたり、もっと積極的に歌を歌ったりする機会があると、途切れた記憶を思い出すこともあるのですね。特に音楽にはそういう力がある様です。

映像もあるのですが、ご当人はすでにお亡くなりになっていると思いますし、事業所のブログも当時のままで更新されていないことから、改めて許諾を得ることは難しいと考え、音声のみで当時のエピソードを紹介しようと考えています。

管理人式のコンサートというかお声掛かりにお答えするのは、なかなか準備も大変ですが、頑張りたいです。

今回の目標は、福祉会のクリスマス会なのだけれども、80代〜90代の高齢者をいかに引っ張り出すかなので、瀬金の重大です。昭和初期の流行歌を中心に、先のコンクールの課題曲のエピソードなども交え、務めを果たしたいと思います。