「角界のロボコップ・高見盛の１５日間」：イザ！

【スポーツ番外地】
大相撲秋場所（９月１１～２５日、東京・両国国技館）で、角界屈指の人気力士は十両の土俵に立っていた。
西十両７枚目、高見盛。
東前頭１４枚目で迎えた７月の名古屋場所を３勝１２敗と大きく負け越し、平成１４年春場所から９年以上守り続けてきた幕内の座から転落した。
幕下に落ちれば引退を示唆する３５歳の崖っぷちの戦い。
“角界のロボコップ”のおちゃめで悲痛で愚直な１５日間を追った。
（宝田将志）

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復興債償還「１５年」…将来の財源に不安も

所得増税　期間長引く
　臨時国会が２０日召集され、東日本大震災の復興策を盛り込んだ２０１１年度第３次補正予算案の議論が大詰めを迎える。（有泉聡）
　民主党は同日、復興財源となる復興債の償還期間を当初予定の「１０年間を基本」から「１５年」に延ばす案を自民、公明両党に示した。復興債の主な償還財源となる所得税の臨時増税の期間も１０年から１５年に延びることになる。毎年の個人の負担は減るが、増税期間が長引く分、将来的に、さらなる増税が難しくなる可能性もある。
　政府は７日に閣議決定した「復興財源の基本方針」で償還期間について１０年間を基本としたが、毎年の個人の負担増に反発する野党の意向を踏まえ、「１５年間までが許容範囲」（財務省幹部）と受け入れる意向だ。
　復興債の償還財源の大半は臨時増税で賄い、所得税、法人税、個人住民税を増税する方針だ。たばこ税については、自民党が臨時増税に反対しており、与野党で引き続き協議する。
　一方、復興債の償還期間を１５年に延ばす場合、法人税や個人住民税の増税期間は当初計画から変えないが、所得税の増税期間は１０年から１５年に延ばす考えだ。代わりに、所得税の増税幅を「税額の４％分」から、２・５～３％分程度に縮小する。こうすると、所得税の増税総額は変わらず、国民にとっては毎年の負担増が抑えられる。
　しかし、増税期間が長くなることで、中期的な景気に悪影響を及ぼす恐れがある。さらに、復興策で追加の財源が必要になった場合、将来の増税の選択肢が狭まる可能性もある。東京電力福島第一原子力発電所の事故はまだ収束しておらず、除染などに今後、巨額の費用が必要になる恐れもある。
　政府は１０年代半ばまでに消費税率を１０％に引き上げる方針を決めているが、政府内には、高齢化で膨らむ社会保障費を賄うには将来的に税率を１５～２０％前後まで引き上げる必要があるとの見方も多い。復興増税が終わらない間に、さらに増税を検討すれば反発が強まることも予想される。
（2011年10月21日
読売新聞）


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