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お知らせ

2007-10-25 03:12:09 | Weblog
FDL 服飾デザイン研究会
ファッションショ-

【日時】
2007.11.2 Fri

open 15:00
start 15:30

【場所】
立教大学池袋キャンパス内 タッカーホール

入場無料


【テーマ】
『PANDORA's BOX』-性の解放

性に対する規制が緩く、それどころか性の解放の助長をしている近年の風潮。踏み込んではいけない性の領域に達して引き起こされうる未来の姿と、開けてはいけない箱を開けてしまったがために様々な災いが飛び出したという神話「パンドラの箱」

今回のショーでは、この先行き着くであろう近未来の姿を我々なりに提案し、表現する。あなたは何を感じるだろうか。




だって!






服飾デザイン研究会とは、今年で創立50周年を迎える立教大学の公認サークルであり、現在の総部員数は約100名。
テーマに基づき服のデザインから製作・音楽・映像・内装・演出など全てを自分たちで手掛け、全員で1つのファッションショーを作り上げることを目指す。服以外のものにも服と同じように重点を置き、ファッションショーにおける全ての要素で観客を楽しませるということを理念としている。



う~ん確かに!


全部引用しました。

HP 見てねん。

http://fdlfashionshow.bufsiz.jp/spf2.html



OOSAWA

2007-10-12 02:37:28 | Weblog
勝手にレヴュ-。


本日、大沢伸一のアップルストア渋谷で行われたインストアライブ行って来た。the oneの発売記念である。アップルストア巡礼の本日が最終日。


入場無料ということでどれくらいの混雑か予想できなかったのだが、名古屋では一時間前に並んで最前で見れたということでとりあえず八時開始の二時間前に様子を見に行ってみた。

お店の前になんとなくそれらしき人たちがいる程度だったのでマックではらごしらえをしてから列に参戦。


考えてみれば、私と大沢伸一の出会い(もちろん一方的な)は小学校5年生まで遡る。私が幼少時から家族で通っている漢方薬局でたまたま音楽の話になりそういえばbirdとか大沢伸一、あとMonday満ちるもここに来てるよと先生から言われたのがきっかけで彼の音楽を聴いてみたのだった。

当時のサウンドはもっとナチュラル系というかおしゃれなカフェなんかにかかってそうな雰囲気で決して激しい印象はなかった。最近彼の音楽をちゃんと聴いたことがなかったので実は、はたしてどんなもんか、という気分で友人に誘われたのをきっかけに並んでみた。

私の知らない間にkitsune Maisonに日本人唯一で加入していることからその活躍ぶりは窺えたし音楽性の変化も予想された。




七時半ぐらいにアップルストアの正面口から普通に私たちの列を横切り会場入り。その時楽しそうにデジカメで並んでいる人々を撮影していた。


八時になり遂に会場となる店内へ誘導される。予想外に前から二番目という好ポジションをゲットできた。

黒の上下に黒のニット帽を被って現れた彼は「こんばんは!」と会場へと呼びかける。

「こんばんは!!!」と私達。

「元気いいなあ!」



そして音楽が流れ始めた。


私は世間の物事、およそ八割のものを冷笑的に見ているといっても過言ではないという程に冷めているのだが(多分)、その残り二割に関しては尋常でない気持と感情を持っていると言えると思う。その部類に入る 激しく心を動かすもの はそうそこらでは出会えないものだ。



私がその二割に関して大げさなのは認めるし 実際、そういいつつも感動しいなのも認める。



しかし彼のDJプレイ これには感動してしまった。

大沢の全てを把握した無駄のない動き。

机の上には二つのCDJの真ん中に大きなミキサ-、CDの入ったファイルと黒のMac。ちょこちょこあちこちをひねったり、ねじったり、手首を器用に動かす。

ものすごくおおきい音楽という目に見えない物体をミキサ-で相手にしているという感じの印象を受けた。

なにやらたくさんあるつまみを くきっくきっ とリズミカルにひねっていく。そのタッチがあまりにも滑らかで軽やかでそれはまるでタイピングしているかのように感じられた。

選曲は今流行の激しいニュ-レイブからパキパキ系。

この夏、頻繁にクラブに繰り出していた時にかかっていた曲も何曲か聴かれた。

しかし大沢は自身のフィルタ-を通して私たちの前で全く違う曲へと生まれ変わらせてみせた。

ただ曲をつなげるだけではDJはDJでも違うんだと思った。



ときおりパソコンを凝視してはCDを取り出しヘッドフォンで曲の頭を出す。このパソコンを見つめている大沢の大きな茶色い瞳が非常に真剣でこちらも思わず見入る。曲の歌詞をところどころ口ずさむ様子、技が決まって思わず緩む口元がなんともかわいらしい。


ばしばしと叩きつけるような激しいビ-ト。それが登りつめていくと同時に歯を食いしばりながら大沢の指も激しくタッピングされる。最高潮と同時にリリ-スされるタイミングが完璧すぎて思わず涙が出そうになった。笑。


彼にしか分からないタイミングで全ては繰り出され構成されている。
一連の流れがあまりにスム-ズなのだ。
その手順をわきまえた動きは一流のコックが料理する様を想起させた。
スピ-ディ-で狂いがない。


一時間の演奏を終えた後「ここ一二年の中で一番緊張しました。いつもは決まるところが決まらなくてごめんなさい。」
とのこと。それに私はこんなに心動かされたなんて。

完璧に我を忘れてしまった。なんて芸術には心を飛翔させる力があるのだろう。

常々思っていることだが心のそこから、芸術に身を捧げたい!と今日切に感じた。

そしてこの様な刺激がなければ私は枯れてしまうかもしれないとも強く感じた。


とりあえず以前から頭を部分的に刈り上げたい衝動に駆られていたのだが、遂に大沢伸一の髪型の格好良さに触発されやってみる決心がついたのであった。







the oneのアルバムデザインはエンライトメントだった。クロッシングに出てる人たち。ここでちゃんと始めて知りました。

この間オペラシテイで奥山民枝さんの絵を見てこの人は一体どういう人なんだろうとちょうど話していたら翌日古本屋で彼女の特集ペ-ジのある美術手帳を発見。即購入。

そして前に書いたパパタラの衣装担当の方は以前イッセイミヤケのデザイナ-。
音楽担当の中川さんは私の好きなUAのCMソングを書かれた方でした!
どうりで素敵なわけです。

そうしたら今日偶然にもBOOK OFFの250円コ-ナ-でパパタラの少し前の演劇の曲を収録したCDを発見。即購入。


芸術はほんとにつながっているんだなあ。

2007-10-09 02:44:37 | Weblog
最近の主な出来事


フェルメ-ルを見に行った~。なんとフェルメ-ルの絵は一つしかなくてそれが衝撃だった。の割には入館料高いよ。最後のお土産売り場では牛乳を注ぐ女の絵をプリントした様々なアイテムが置かれ、その空間は黄色と藍色の洪水だった笑。なんだか皮肉。





浅草ア-トスクエアにてパパタラフマラの公演を鑑賞。

ダンスカンパニ-ということだけれど音楽、舞台美術、衣装にもト-タル的に力を入れていて世界観がはっきりしていて引き込まれた。全体的にシアタ-プロダクツに通じる感じがあって彼らが衣装を担当したりなんかしたらおもしろいなあと思った。音楽も阿部海太郎さんをいかれさせた感じ?の雰囲気があった。

衣装や演出が何とも奇天烈で他の作品も見てみたくなった。
http://www.pappa-tara.com/








箱根のポ-ラ美術館に行った。

森の中に突如現代的な空間が現れる。建物がガラス張りでとても綺麗だし自然と一体化している。一応「モネ展」でルノア-ル、ゴッホ、ブラック、ス-ラ-などなど印象派多数、作品数も多く見ごたえがあった。収蔵作品の豊富さに驚く。







新宿オペラシテイの「メルティング・ポイント」

渋谷さんの作品は全然知らなかったのだけれどよかった。

何より一番よかったのは田尾創樹のポスタ-やら!
これはとても気に入りました。詳しくはこちらとかhttp://www.operacity.jp/ag/exh87.php
これから人気でるんじゃないかなあ。

ふらっと訪れた更に上階のICCというNTTのア-ト施設でたまたまやっていた坂本龍一のインスタレ-ション作品を見ることに。これがすごいよかった。
詳しくはまた書きます。http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/LIFE_fii/index_j.html

演習課題を載せてみました

2007-10-04 01:49:20 | Weblog
今日は大変なことがありました。


というか毎日大変なことがあって楽しい笑。



もう本当に偶然なのですが以前から興味のあった三上寛、灰野敬二、石塚俊明のスリ-ピ-スバンド、「バサラ・vajra」のライブを見たのです。

at新宿JAM


なんというか勢いと流れに引き込まれて少し運命的ですらあった。


しどろもどろの彼女に無理言ってついて行かせていただきました。


まず感謝です、ほんとにありがとうございました。
素晴らしい経験でした。というか体験に近いかも知れない。







地下にある薄暗い会場、集まってくるお客さんには特別派手な人は見当たらず、客層は若干こわめの中年、雰囲気のある往年ロックスタ-系、アングラ系といった感じで外国人の姿も何人か見られた。普段私が行くどことも違う雰囲気であることは間違いない。しいて言えば池袋のマダムシルク的な。

しつこく先日も話題に上がった「シャ-リ-・テンプル」という名前のドリンクを発見しもちろんそれを頼んでみた。味は微妙だった。


しばらくするとステ-ジが暗くなりメンバ-が登場。
三人とも真っ黒のサングラスに黒い服。歳は50代半ばといったところ。
灰野に至っては前がみぱっつんのかなりの長髪にスリムパンツにつま先のかなり尖った靴と予想道りかなり変わった風貌。三上の頭はつるつるだ。

そして演奏が始まった。








彼らの音楽を一言で表すのは実に難しい。


常軌を逸している 

という言葉はまず当てはまると思う。


早い話が私は彼らの演奏に非常に心打たれ涙を浮かべ、釘づけになってしまったということだ。

音楽は今までたくさん聴いてきたつもりだがあそこまで言葉が浮かんできたことも、情景が浮かんできたこともなかった。と思う。

完璧に持っていかれた。腑抜けにされた。




彼らの音楽はいわゆるメロディがあって歌があってコ-ド進行があって・・・というものとは全く違う。むしろ三上のボ-カルはほとんど詩というかセリフを喋っているようなものだし、灰野のギタ-にコ-ドというものはほとんど存在しない様なものだし、石塚のドラムもほとんど即興的といっていい。要するにめちゃくちゃのぐちゃぐちゃだ。ほとんどカオス。神がかりの降臨系。


演奏を聴いて思い浮かぶのは死、絶望、負の力、痛み、叫び、切迫感。
その全てがスロ-モ-ションに覆われて朦朧としている。



「皆共犯者だ!!!」



三上は叫ぶ。むせび泣くように。大声でわめく。






「サケのおにぎり 三個ください そう 叫んでみた~!!!」


「え?どっちが先?どっちどっち?・・・ギュインギュインギュイン・・・」灰野

「トコトントコトン!!」石塚



正直全ての言葉を聞き取ることはかなり難しい、それは声がぼそぼそであったりもはや叫びであったりするからだ。





二度ほど本当に別世界に連れて行かれてしまったよう感覚に陥ることがあった。



一度目は目の前に砂地獄の様な大きな渦があるように感じられ抗しがたいまでの引力でそれに少しずつ巻き込まれていくイメ-ジ。胸に穴をこじ開けられるような、精神錯乱、精神破壊、心が壊れてしまいそうな感覚。もしや精神的に追い詰められている人がいたら思わず叫んでしまうのではないかと思うほどの悲痛さ。


しかしそれを作り出す灰野のギタ-が実に素晴らしいのだ。
あんなギタ-の奏法は見たことがないという弾き方でギタ-を文字道りかき鳴らす、かき混ぜる、引っ掻き回す。マリオネットの様に引っ張られているような動き。それが作り出す音に私は「閃光」を感じた。真っ白な光である。ある時その光はゆらゆらと漂い、時には辺りはまぶしさのあまり色を失ってしまう。浄化の光だ。
耳を劈くようなぎゃんぎゃんという高音から流れるベ-スのような低音。


「ツ-----トトトトト---ギャアン-----ギャアン----ギャン」







もう一度はまるで竜巻が起こったようなイメ-ジの部分があった。
回りはフルスピ-ドで回転しているが自分は渦中で地面に歯を食いしばってへばりついている、スロ-モ-ションの風景。まるで天国に昇っていくような、あの世の、異世界の入り口のような情景。
この時灰野もまるで大風に吹かれ必死に飛ばされないでいるように、暴れていた。

灰野も負けじと叫ぶ。「ギュアアアアア ゴアアアアア----!!!」
まるで死ぬ間際の力尽きる寸前、最後の悲痛な叫びといったように聴こえた。

「やるせない夜 やるせない夜 やるせない夜!!!」三上。









最後思わずあまりのギタ-サウンドの眩しさに目を細めてしまっていた。竜巻は過ぎ去った。






衝撃だった。三人であれ程までも世界観を作り出せるということに。

音楽という目に見えない存在の大きさに。





まさに寺山修司の「書を捨てよ 町へ出よう」の様な色のかかったねっちこい映像が想起された。

朦朧とした現実と錯乱の狭間を感じた。その全てがスロ-モ-ションであることがポイント。






唯一ステ-ジ上の彼らと私たちを繋いでいたのはメンバ-が飲んでいた「ミナクア」のペットボトルのラベルの持つ現実感だけであったといっても過言ではないかもしれない笑。

さらに終始、私の前にいた客のヘッドバンギングがあまりに激しく、そのままふらっと後ろに倒れこんできたらどうしよう、頭の振りすぎでこの場で吐かれたらどう避けようかとかなり気になった。正直止めてほしかった笑。


終了後新宿駅付近まで興奮のあまりダッシュして帰る途中、交差点でアジア系外国人女性に肩をたたかれ何かを私に言った。

「ユア バッグ イズ オウプン!」

私が背中にしょっていたリュックのチャックが全開だったのは言うまでもない・・・。