鬼橋ブログ

鬼界浩巳事務所の構成員、鬼界(きかい)と橋本が書く日誌です。ブックマークからHPにも行ってみてね。

死ね死ねHIS

2006年10月22日 | 日誌

日直・鬼界


ちょくちょく悪い評判を聞いていたが、
最近、決定的に信頼を失った会社がある。
HISだ。
正式には、「H.I.S.」と書くのか
「(株)エイチ・アイ・エス」と表記するのか知らないが、
格安航空券で有名な、あの会社だ。

僕の知っている人がハワイに行った。
えつお(仮名)という人物だ。
そもそも、予約の時点から、感じが余り良くなかったそうだ。
そして、えつお(仮名)がハワイ滞在中に
先日のハワイ沖地震が発生し、
オアフ島にいたえつお(仮名)は大停電に巻き込まれてしまった。
借りていた携帯電話にHISの短縮番号が入っていたので、
すかさず連絡。
が、
何度かけても繋がらなかった!
さらには、
えつお(仮名)と同行していた友達の母親が心配し、
新宿のHIS本社に電話すると、
「担当者が休みでわかりません」
との返答だった!
ちなみに、
えつお(仮名、しつこい)の友達の知り合いの両親が同時期にハワイにいたらしく、
その人物は両親のハワイ行きを知らなかったのに、
JTBから
「ご両親は大丈夫ですから安心してください」
と電話があったそうだ。
何という対応の違い!!

この事実をHISはどう釈明するのだろうか。
「地震が起こったのが、たまたま、日曜だったので、
携帯電話が、たまたま、繋がらなかったんです」
とでも言うつもりか?
「運悪く休みの担当者が、
運悪く資料を持ち帰っていたときに
運悪く地震が起こってしまったので
運悪く事情がわからなかっただけです
」とでも?

地震の翌日のハワイツアーを
早々に中止する旅行代理店もあれば
様子見の代理店もあった。
どちらが良い悪いではなく、
それぞれの会社が、それぞれの情報収集によって、
それぞれの判断を下していたわけだ。
なのに
HISは「担当者が休みでわかりません」だと!

現実認識力ゼロ。
責任感ゼロ。
良識、良心ともにゼロ。

そのくせ、
先日、トルコで発生したバス事故(HISが主催だった)に対しては
事故の翌日、早くもこんなものを発表している。

事故概要
ツアー名 お得にトルコ周遊9日間 (東京発)
出発日 2006年10月14日
参加人数 12組24名、添乗員1名
事故発生日時 2006年10月17日 19時30分 (日本時間 10月18日 1時30分)
事故発生状況 バスにてパムッカレからコンヤ(アンカラからバスで約3時間)へ移動途中、イスタンブール通りメダシュ交差点(コンヤ手前)にて、当時、かなりの雨が降っており、雨でスリップし、中央線を超え反対車線路肩へぶつかり、右側を下にして横転。
現地対応状況 現地の対策本部長として取締役の楠原が本日トルコへ出発、日本から7名、ロンドンやシンガポール支店などから7名の弊社スタッフを派遣、トルコの現地スタッフ40名、合計55名体制で現地のお客様及びご家族の対応を進めて参ります。


この、いかにもな書きぶり。
マスコミで大きく報道され、死者がでると、
こういう対応をするのか?
つまり、
人が死ななきゃ動かないのか?
人が死んでからしか動かないのか?
ということは、
ハワイの地震は単なる結果オーライだったのではないか?
停電中に火災が起こって罹災者が出たらどうしていたのか?
倒壊の可能性だって、あったのではないか?

あまりにもズサンすぎる。

ただ、津波が発生し、大規模災害に発展していたら、
『世界の支社からスタッフを派遣し、5万人体制で対応しております』
などとほざくのだろう、きっと。

HISに呪いあれ。
潰れてしまえHIS。


注)
個人のプライバシーを保護するために、
情報提供者の名前その他、個人情報は一切明かせません。
さるところにおわす、さる深窓の令嬢とだけ言っておきます。