鬼橋ブログ

鬼界浩巳事務所の構成員、鬼界(きかい)と橋本が書く日誌です。ブックマークからHPにも行ってみてね。

南アフリカちゃん

2010年06月11日 | 日誌
日直・鬼界


ちょうど、去年の今頃、南アフリカの治安がヒドい、ということを書いてましたが、
いよいよ、ワールドカップが始まるにおよんで
その治安はますます悪化しているらしい。

各国代表選手がホテルで盗難にあうのは当たり前、
各国報道陣がホテルで就寝中に強盗に襲われるのも当たり前。

ま、このへんはホテルを狙う犯行だからスジが通ってます。

問題は、想定できない犯罪です。

テレビのドキュメンタリー番組のスタッフたちが
撮影が休みの日に
繁華街のファーストフードに行き
カウンターでオーダー後
ディレクターが一人でトイレに行きました。

ごく当たり前の、どこでもやることですよね、これ。

んが、
そのディレクターはトイレ内で
武装した3人組に襲われ、首を絞められ、気絶させられ、
所持金を奪われたのです。

こっわ~。
闇雲にランダムにテキトーに襲ってるわけ?
それとも、尾行の末に、襲ったわけ?
どっちにしても、こわい・・・。

なんてったって、南アフリカは
年間の犯罪件数が210万件以上、
1日の殺人事件が50件以上のハイスコアを誇るのです。

どんなもんだい!
1日50件よ、50人じゃないのよ。
百歩譲って、とても遠慮深い国民で1回の殺人で1人しか殺さないとしても
1年で18250人が殺されてるのよ。
事故じゃなくて、悪意を持って殺されてるの。
その甲斐あって、平均寿命は48.98歳!

ヤッホー!!
これをお読みのなかには
お前はすでに死んでいる、という方もいらっしゃるのでは?

はっきり言って、異常でしょう、あの国。

僕が南アフリカの犯罪者なら、当然、
日本人を襲うね。
金持ちそうなお坊ちゃまたちだもんね。
世界のサッカー界的にはいくら襲われてもなんの問題ないから
どんどん襲ってやってよ、修羅場をくぐらせて鍛えてやってよ
って感じです。
その代わり、スペイン代表とメッシだけはカンベンしてね。

そして、『殺す女』

2010年06月05日 | 日誌

日直・鬼界


まあ、よくある、連続殺人のサイコ・サスペンスなのですが
なぜ、読んだかというと
犯人が、女性のサイコ野郎という

ん?
女性のサイコ野郎、って間違った日本語?
女性のサイコ女郎、が正しい?
でも、これって
イカれた遊女、っていうか、キチガイ売春婦って感じじゃない?
「お兄さん、遊んでかな~い?1万円でいいわよお~ん」と
言葉巧みに誘いかけ
いざ、ことが終わると、突然、目の焦点が合わなくなり
「欲望にまみれた卑しきヤツ、さあ、これが約束のものよっ!」と
手も切れんばかりのピン札を突きつけてくる。
こんなキチガイ?
いや、こんな都合いいサイコ女郎はいないはず。
となると、やっぱり、新月の夜に寂しい土手で

いかんいかん、こんなことを書くためにやってんじゃないんだ。
話を戻そう。

サイコな犯人像を女性に設定してるという(始めからこう書きゃいいんだな)点に
引かれたわけです。

が、はっきり言って、ダメでした。


言葉巧みに誘いかけ
欲望にまみれた男を次々に殺していくのですが
動機が弱い、というか、信じられない。
幼児期から少女時代に受け続けた虐待が一応、もっともらしく描写されてるのですが
だからといって、こんなことする?
って感じなのですよ。
そもそも、女性のサイコは、
不特定多数の男性に対して、殺人を犯し続けるのか?ってことですよ。
男ならやります。理解もできます。
女性のサイコなら、
『危険な情事』になるんじゃないかと思うのですよ。
次々に、ではなく、一人に限定してどんどん執念深くなる。
つまり、
女性の連続殺人サイコ犯を登場させるなら
男のサイコ野郎とは全く違う視点で描かなければ成立しないのでは?
と思うわけです。
どういう視点かは、皆目わかりませんが・・・。
とにかく、そういう魅力的な女性サイコ野郎の登場を切望させてしまう作品です。

結論:読まないほうがいい。

ps・もうひとつの致命的なつまらなさは、
読者をだますためだけに、どんでん返しを設定してること。
どんでん返しの醍醐味は、伏線やらいろんなことが見事に繋がって
「こりゃあやられた!」と敬服するカタルシスにあるはず。
作者に言いたいのは、たった一言
しょーもないことすな!です。


『殺す女』

2010年06月03日 | 日誌

日直・鬼界


むむ、なんか意味深なタイトル・・・と期待してはいけません。
これは文字通りタイトルです。

この前、友達に会ったとき
「そうそうこの前、本を読んでさ」、と話を始めたわけです。
麻薬取引の疑いがあって厳重に監視されてるのを本人も重々承知してる主人公が
なんと屋外プールで
静かな深夜
バシャんバシんャと音をたてながら
その町で超有名な超高級レストランの
超超美人オーナーと
4時間も
Hする、いや、し続ける、し倒すという場面について、
これはありえねえーっ!!
全体のバランスを逸して、その場面の描写があまりに長すぎる!!
てゆうか、
こんなヤツはありえねえーっ!

ただの露出狂じゃねえか!!
現実の世界にいるわけねえ!
でも、もし、万が一、
そんなヤツがいるんだったら絶対見に行く!!!
どこにいるんだ??
教えてくれよっ!!
絶対見つからないように覗いてみせるからさっ!
と、延々とその作品の批評をしていたら、
聞かれました。
「その場面が面白そうなのは、よぉーーくわかった。
で、なんていうタイトルの本?」

「・・・ん?なんだっけ?え?なんだっけ?あれ?なんだっけ?」

タイトルが思い出せないのです。

お気に入りの、いや、蛇足の場面ばかり印象に残ってて
題名さえ忘れるとは・・・ショック。
いまだに思い出せない・・・
誰か知りません?そんなシーンがやたらと長い、あの本のタイトル?


というわけで、忘れないうちに読んだ本のことを書いとこうかと。

『殺す女』というタイトルの本を読みました。

あら、時間切れ。
ごめんなさい、つづきは明日、書きますわ。