鬼橋ブログ

鬼界浩巳事務所の構成員、鬼界(きかい)と橋本が書く日誌です。ブックマークからHPにも行ってみてね。

映画の

2008年09月28日 | 日誌

日直・鬼界


オーディションに行った。
5人の仲間が喫茶店で他愛ない会話をしてるシーン。
渡された台本は2ページくらい。
読むと、
ホントーに他愛ない会話をしている。
「なんじゃこりゃ、他愛ないじゃねえか」
と他愛なく軽んじていたら、
「台本に書かれてる部分が終わっても、カットがかかるまでお芝居を続けてください」
との指示。
つまり、エンドレスにアドリブ?
うっひゃー、ぜんぜん他愛なくないじゃねえかよっ!
しかも、
「役をシャッフルして何パターンかやってもらいますので、
全部の役のセリフに目を通しておいてください」
だと。
うっひゃー、他愛
って、しつこいね。
とにかく、けっこう大変なことになってきた。
一応、流れを把握してオーディションに臨む。

延々やらされた。
会話をリードする役や受けの役やボケの役や、
とにかくやったやったやった。
そこそこ手応えもあり、
いい感じかも?と思って
オーディションルームを出て帰ろうとすると
助監督さんが
「あっ、鬼界さん、このあと時間ありますか?」
と聞いてくるではないか。
「ええ、大丈夫ですけど・・」
と答えると
「一人遅刻してるんで、その人の代わりに、もう1回やってもらえますか?」
ときたもんだ。

えー、解説いたしますと、
こーゆーのってけっこういいことなのですよ。
だって、全くお話にならなかったら呼ばれないわけで
気に入られてる可能性大、ってことなのですね。ウフ。

内心のガッツポーズはひた隠し、
「僕でよかったら、やらせてもらいます」と謙虚にお答えした。
いいねえ、こういうとこもポイントプラスよ。
そして、再びオーディションルームへ!
入ろうとしたら
部屋にいた監督が
「あ、この人じゃないほうがいいな、この人と一緒にやってたメガネの人にして」
だと。

ガーン。

一番大事な監督本人に全然気に入られてないじゃん。
それどころか、
「この人」だって。名前さえ覚えてない・・・

こーゆーのってものすごーーーくショックなのですよ。
オレのやったことはなんだったんだああ!
・・・ヘコミました。