京都国立博物館 平成知新館で開かれている
『禅ー心をかたちにー』
という特別展に行ってきました

(平成28年4月12日(火)~5月22日(日))
およそ1500年前
菩提達磨によって
インドから中国に伝えられた禅宗は
臨済宗・黄檗宗の宗祖 臨済義玄によって拡がり
日本へは鎌倉時代にもたらされました
今年は
臨済禅師の没後1150年であると共に
日本における臨済宗中興の祖である
白隠禅師の没後250年にもあたるそうです
館内のワークショップで
籤によってひきあてた禅語を
模写してその意味を解説していただく
コーナーがありました
今の私に必要な禅語は何かしらと思い
やってみることにしました
出てきた禅語はこれでした

『雲在青天水在瓶』
(雲は青天に在り 水は瓶に在り)
いただいた解説の紙には
「それぞれが在るべきところに
あるがままにあること」
と書いてありました
”あるがままを受け入れる”
そうよね・・
禅語の教えは
やっぱりこれに尽きますよね・・・
とうなずきつつも
”さしづめ私は
青天の雲ではなくて
瓶の中の水かな・・・”
などと
つい
ひねくれた考えが
浮かんでしまいます
でも
よくよく考えれば
雲も水も同じ『H2O』
瓶の中の水も
いつか雲となる時がくるかもしれない
いや
かつて雲だった時もあったかもしれない
というか
壮大な青空に
自由に浮かんでいるように見える雲にも
雲にしかわからない悩みがあるかもしれない
今私が瓶の中に入っている水ならば
せいいっぱい瓶の中の水として生きましょう!
などと
禅語本来の意味からは
的はずれなことを
つらつら考えてしまう私です。。。