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表千家一期一会

冬の京都 智積院 高台寺


いつも東大路を車で走る時
その前を通りながら
いつか行きたいと思っていた
京都東山の智積院に
昨日初めて入ってみました



智積院は
真言宗智山派の総本山ですが
もとは
紀州和歌山の根来寺にあった
真言密教の学問所だったそうです



徳川家康が
秀吉の建てた祥雲禅寺を
智積院の住職に寄進して以来
ここを「五百仏山(いおぶさん)根来寺智積院」と称し
現在に至っているそうです


梅林のつぼみは
まだまだ固そうですが
少しだけ赤く色づき
新しい春の足音を
かすかに感じました



この蔵の中には
長谷川等伯とその一派によって描かれた
楓図 桜図 松に秋草図などの障壁画が
収められており
拝観することができます




こちらの障壁画はレプリカですが
名勝庭園を眺めながら
桃山時代の絢爛豪華な雰囲気を
味わうことができます



智積院の庭園は
利休好みの庭と伝えられ
中国の雄大な廬山を模って
造られているそうです


智積院会館でいただいた
鉄鉢料理

お寿司の具もこんにゃくです


お腹を満たした後は
同じ東山にあります
高台寺に足をのばしました

「ねね様の寺」
また
高台寺蒔絵で有名なお寺ですが

正しくは
高台寿聖禅寺という
臨済宗建仁寺派のお寺なのだそうです




方丈前の石庭に
龍を作る作業をしていました



開山堂から山上の霊屋(おたまや)までを
龍に似た臥龍廊(がりょうろう)がつなぎます

手前の庭園は
小堀遠州の作によるもの



和尚さんのご案内で
傘亭と時雨亭を見せていただきました



傘亭の天井は
竹が放射状に組まれて
傘を開いたように見えることから
その名があるといいます

正式には
安閑窟と呼ばれるそうです



時雨亭は
珍しい二階建ての茶室で
傘亭とは
土間廊下でつながっています

これらはいずれも
利休の意匠による茶席で
伏見から移建したのだそうです


円窓のところが
お床になっているそうです

二階の茶室は風がよく入り
掛物を掛けることができないので
この窓からの景色を
お床の飾りとしたのだそうです


高台寺の塔頭 圓徳院の入り口にあった
秀吉公好みの蹲踞

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