表千家一期一会

家元利休忌



各地に桜が開花し
春本番の陽気となった本日

表千家家元では
利休忌が営まれました


先月
猶有斎宗匠が十五代家元をご襲名され
初めての利休忌です

何かこれまでと違うお道具などが
出されるのかしらと思いながら
参りましたが

むしろそのようなことは一切無く
これまで通りの
利休ゆかりのお道具にて
粛々と利休忌は営まれていきました


残月亭では
廻り花が行われた後
猶有斎宗匠が執筆をつとめられ
茶カフキが執り行われました


見事にお二人の方が皆中され
正客に茶カフキノ記が手渡されますと
参列者から拍手がわき起こりました

すべての行事が終わり
猶有斎宗匠から
ご挨拶のお言葉がありました

その後
而妙斎宗匠もお出ましになり
ご挨拶をいただきました


緊張の面持ちの猶有斎宗匠とは対照的に
重責から解放され
宗旦としての新たな一歩を踏み出された
而妙斎宗匠の和らいだ表情が
とても印象的でした


長きにわたる
茶の湯の流れの中で
変るものと変らないものを感じながら

表千家にとっての
歴史的な一場面に立ち会い

大勢の同門の方々と
時空を共にしていることを
心より感謝して

お祖堂の利休様に
手を合わせました







コメント一覧

tomoko
お弟子様にとっても、お師匠様直筆の兜ィは
お茶の道統を直に感ずる、よい機会となりましょう。
雲や
原田様
ありがとうございます。確かに一里塚、意味のある時であるなあと思って居ります。
最初は2月にお稽古を始めてその翌年3月ですから、10年1回でなく、15年に1回ということに気付きました。それぞれ違う師匠で,この時期に軸を鰍ッて思い出の縁にしています。また表装しようと思っています。
tomoko
雲や様

この度は、茶カフキにて見事皆中なさいましたとのこと、まことにおめでとうございます。

緊張感のあるお稽古場での様子を想像しながら、私も
うれしい気持ちになりました。


茶カフキ、私もなかなか当たりません。
それでもこれまで皆中させていただいた数少ない経験を思い返しますと、それぞれ何かしら意味のある時に記録紙を頂戴して帰ってきたように感じます。

長いお茶の道中での、一里塚でしょうか。。。



雲や
ご無沙汰しております.いつも拝見しておりましたが、きっかけがございませんでした。本日、長〇庵利休忌に初めて参加させていただき、また茶カフキに客として入れて頂き、皆中をし、気分が上がっております。
ほぼ、十年で一回皆中の率で、今日現在で記を三枚手中にした事になります。しみじみとした気分を聞いていただきたく書き込みを致しました。
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