富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

空中写真 佐備・下赤阪の棚田

2014年10月07日 | 空中写真

 上から見ると結構面白い 

左側は上が、富田林霊園、下が総合スポーツ公園です。

そして、右側の波のようなギザギザは日本の棚田百選、「 下赤阪の棚田 」です。

 

日本の棚田百選、「 下赤阪の棚田 」は、下赤阪(千早赤坂村、右側)と佐備(富田林市、左側)に分布しています。

 この写真は、その北半分で下赤阪城の碑より南側に当たります。左下のひょうたんみたいな楕円形は「富田林霊園」です。

 

 富田林市発行の2500分の1の地図で見ると、このようになります。

 

 その南側半分がこの写真です。

富田林市の総合スポーツ公園の野球場とグラウンドが見えます。スポーツ公園から右(東)側に宇奈田川(佐備川支流)の深い谷があり、越えたところが富田林市佐備の棚田。さらに右側が千早赤阪村の下赤阪の棚田です。下赤阪の棚田は府道705号線の西側に分布しています。(写真右側の南北道路)

スポーツ公園の南側のギザギザは甘南備(かんなび)地区の棚田です。

 

 すでに室町時代には開発が行われていたといわれているので、驚きです。

遠く上流の上東阪地区より取水した堀越井路が巧みに山の斜面利用して流れ、棚田の用水として利用されてます。また、それより下流部の東阪地区からは花折井堰があり、この井路も棚田に入ります。

こうした、井路が古くから開発され、それにより棚田が開発されたと思われます。

それでは、地上より棚田の四季をご覧ください。

 

 2009.4.22. 10:48 下赤坂の棚田

 藤の花の咲くころ、棚田の歳時記のはじまりです。

 

 2007.4.27. 10:49

 棚田の自然に育む小さないのち

 

 2009.5.26. 8:40

 上の田んぼから順番に水を張ります。

 

 2013.6.4. 10:24 佐備の棚田

 一番下の棚田です。どうやってここまで田植え機を入れたのかなと思うくらいの急斜面を降りて行きます。

 

 2006.6.8. 14:51 佐備の棚田

田植え機が入らなければ、手で植えます。

 

 千早赤坂村東阪

棚田でもっとも美しいカーブを描く棚田のひとつ

 

 2014.6.13. 18:50 棚田の夕焼け

田植えの後、苗が伸びるまでの2週間がもっとも きれいですが、なかなかいい写真は撮れませんね。

この時、写真家が集中し、棚田の上の駐車場から車が溢れます。農家の方の一番忙しい時期と一致しますので、道路の中央で三脚をめいっぱい広げての撮影や田んぼの畔に分け入っての撮影は慎まなくてはならないと思います。「よそのお家(うち)に上がらせていただく。」気持ちで撮影させていただく事を忘れてはなりません。

 

 2011.6.20 6:31 

村の方が、駐車場の周りにあじさいや藤を植えてくださって、また新しい写真が撮れました。

千早赤阪中学校の上の駐車場は無料で、この駐車場自体が元々棚田なんですよ。ときどき村役場の方が、掃除に来られています。頭が下がる思いです。

 

 2011.6.21.7:57 登校する千早赤阪中学校の生徒さん 

登校・下校時の「あいさつ」...ありがとう

生徒さんの脇の水路が、棚田を潤す貴重な井路、花折井路です。シジミがいっぱいいます。

 

 

 2011.6.21. 7:42

おお、これはまた違った額紫陽花ですね。

 

 2011.6.21.8:51

 朝まだ寒いので、昆虫もあまり動けません。マクロで小動物を撮る一番のチャンスと思いきや、ピンボケですみません

 

 2011.6.21.7:44

 四季折々の花と棚田の静寂

 

 2011.6.21. 9:56

 

 2014.6.25. 18:12

 「棚田の夕照」と思いきや、赤く染まらない...赤く染まってぇ~

 

 2014.6.26. 6:19

 きじさんの朝のお散歩

農家の方にとっては、サギとおなじく、害鳥となるのでしょうか?近年、猪も増えていますね。

 

 2011.8.2. 7:48

稲穂がだいぶ成長しました。下から見上げるとこう見えます。

 

 2013.8.28. 16:10

 急斜面の佐備の棚田です。

 

 2013.8.28. 15:44

 なんかカーペットや人工芝を連想してしまいますね。

 

 20005.9.20. 11:02

 彼岸花のころ

 

 2009.9.22. 11:16

お彼岸の頃、まだ暑い日もあります。稲刈りはまだだいぶ先ですね。

 

 2009.9.22. 10:59

 

 2006.10.23. 11:26  掛稲風景

大阪府で一番遅いだんじり祭りも終わりました。

 

 2006.10.23. 11:40 

つがいの猪か大蛇のような掛稲

 

 2007.1.29.11:21 佐備の棚田

超急斜面の棚田は尾根からしかアプローチできません。富田林にありながら、宇奈田川を越えて、富田林側から行けない!千早赤阪村からしか入れないのです。不思議ですね。

 

 2007.1.29.11:15

 急斜面ゆえ、3倍以上の労力が掛かる棚田(地元の作られている方の聞き取りより)。軽四も田植え機も入りません。

休耕田も増えてきて、上の棚田が休耕になると下の棚田が維持しにくくなるので、面全体が休耕田になってしまいます。

 

 2007.1.29.11:14

棚田の歳時記も最後の頁(ページ)になりました。

 

 関連ブログもご覧ください。

富田林のミステリーサークル 2014.9.26.

 

*すこしピントのずれている写真がありますが、ご了承ください。

*すでに1度公開した写真も含まれていますが、ご了承ください。

・参考地図:富田林市地形図 2500分の1

2014.10月07日 ( HN:アブラコウモリH )

 


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1 コメント

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Unknown (坪内)
2014-10-10 21:12:01
二上山の間から朝日が昇る場所と時間がわかれば教えてください。
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