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2024年5月の課題本『長くつ下のピッピ』

2024-06-09 16:37:34 | ・例会レポ

・寂しくない、孤独じゃないので空想しない
・マナーを教えられていない子が自由に育つとこうなる
・子供のころ「NHK少年少女ドラマシリーズ」を見ていた
・力持ちという設定が効いている。ひとりでいても大丈夫
・こういう子が側にしたら、ただただ鬱陶しい
・思ってたのと違う
・自由に生きる子どもへの憧れ
・小さいころに読んだとしてもピッピに恋はしない
・掛け算の約を竹さんの靴と訳すのがおもしろい。原文が気になる
・なんで力持ちなのか?なんで金貨をいっぱい持っているのか?いろいろ引っかかった
・続編は黒人の島に行って王様になる話で、当時の欧米から見て遅れている国という作者の視点にも引っかかった
・サーカスの女性の名がカルメンシータで、南に対する偏見を感じる
・斎藤美奈子の本では、大きな靴は自由の象徴
・リンドグレーンは上司と不倫してシングルマザーに
・モノをあげてつくった人間関係は友達なのか
・こういう物語をオトナが書けるのはすごい

講師から
・西洋には少女小説がなく、あるのは家庭小説
・国家が近代化したとき男がいちばんエライ。そのなかでどうやって女性を統治していくのか、その規制のなかからうまれている
・リンドグレーンが娘にこういう女性になってほしいという希望
・規制を破っていくという点が、ひとり歩きしてしまった

例会前のLINEでは好意的な意見が多かったのですが、出席者の感想ではいまひとつで、子供のころに読んでいるかどうかで印象が違うように思いました。

講師からさらにひと言
ピッピは現代の強い女性の原型だと思います


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