OMIのデジタルガジェット備忘録

手に入れて軽くいじっているデジタルガジェットについての備忘録です。まったり更新中です

Zaurus SL-C3200レビュー

2006-03-24 | Zaurus

なんだか、このブログのタイトルに反している気がしないでもないですが、あんまりレビューも上がっていないようなので、雑感を取りまとめてみました。
#無理矢理、W-ZERO3との比較を入れることによって体裁を保ちます(笑)

●外観
SL-C3000以降、変わっていませんので、あまり新鮮味はありませんね。
色は「シルバー」を基調にしたものに変更されています。
キーボード部分が「ブラック」でまとめられているので、落ち着いた感じになっています。

個人的には、C3100の黒系も、今回のシルバー系もどっちでもOKという感じです。

ただ、以前から使っているSL-C760とW-ZERO3と比べると、一回り大きいので、少し手に余ります。

スペック的には、少し厚みが増えている程度なのですが、エッジ部分が丸くなっている(C760&W-ZERO3)のと、角張っている(C3200)という差で、ここまで手にもった時の「ごっつい感じ」が出てしまうんだな~と改めて実感しました。






●大雑把な使用感
やっぱり、慣れ親しんだZaurusです。
W-ZERO3の時に感じた「設定の違和感」なども一切無く、いきなり使いこなせる感じです。

●動作速度
まだ、そこまで使い込んでいませんが、少しC760より遅いと感じる時があります。
ただ、それはHDDへアクセスに行っている時だと思いますので、もう少し使い方を考えて、使い分けていけばOKになっていくことでしょう。

W-ZERO3と比べると、どっこいどっこいでしょうか?
やはり、Windows Mobileのアプリは、少し重いように感じますので…(^^;

・3/27追記
基本的な動作はスペシャルカーネルを適用したC760とあまり変化は無いイメージです。ここに書いているように「HDDへのアクセスが増える場合」に遅く感じるときがあるというイメージです。
試しに「HDDに音楽ファイルを同一フォルダに300個入れた状態で、そのフォルダを見る」というのをテストしてみたところ、かなりの時間、フリーズしたようになってしまいました…>って当たり前か(笑)

どちらにしても、必要十分な速度であることは間違いないでしょう。

●キーボード
キー配列は、W-ZERO3より「素直」な配置になっています。
Fnキーを使った一部の記号が別のキーは位置になっているので、注意する必要がありますね。

C760と比べると、クリック感がまったく違っています。
好みとしてはC760の方が「水が入りにくい一体構造」なので、持ち歩き機器としては便利なんじゃないかなと思ってますが、ここも好みの問題でしょう(^^;

W-ZERO3と比べると、C3200の方が入力はしやすいです。
ただ「キーが光る」というのが、かなり便利ですので「夜に寝っ転がりながら…」とか「夜道を歩きながら…」とか「暗めの飲み屋で…」とかいうロケーションの場合でも入力できるという意味では、W-ZERO3の方が優秀です(^^
#モバイル機としてはこういう要素の方が重要ですね



●パワーボタン
パワーボタンが本体手前に変更され、ボタンを押す長さが少し長く押さなければいけなくなったことによって、多少ストレスを感じていますが、使っているうちに慣れるでしょう。

・3/27追記
Homeキーでも電源が入るという情報をMobile Newsの山田さんから頂きました。
これで、少し使い勝手が上がるかと思います。
ありがとうございました。
使い始めて1週間。電源ボタンも少しづつ感覚にも慣れてきました。


●HDD
やはり、容量をあまり気にせず、じゃんじゃんソフトをインストールできるのは、かなり便利です。

音楽ファイルや動画ファイルなども、ある程度入れておけるのは、ストレスになりません。
#音楽ファイルは「お気に入り」を100曲くらい入れます(^^

W-ZERO3では、メモリ不足に悩みまくっているので、ここは大きな差でしょうかね(^^


●駆動時間
まだ、正確なテストはしていませんが「意外と持ちます」。
C760と比べてHDDを搭載した分、大幅な駆動時間減少があるかと思いましたが、現状ではあまり影響がありません。

ただし、動画再生などでHDDを回しっぱなしにするようになると、少し変わってくるかも知れませんね。

現在のところ、mp3再生、PIM、アプリ設定、ネット(1日30分程度)をやっているだけだと、2日は充電しないで使える感じになっています。

W-ZERO3と比べると…。
正直測定不能なのかも知れません(笑)
でも、バッテリの負担減少には繋がるので、W-ZERO3の駆動時間が延びています(笑)

●辞書
マルチメディア辞書として、「英和」「和英」「国語」「カタカナ」が入っています。
必要な機能は入っているので、便利です。

C760にも導入されていましたが、容量に余裕があるので、イラストなどが入っているところがポイントでしょうか?

W-ZERO3は、ここは完敗ですね。
同じように辞書をインストールすることは可能(そもそも入れるデータは同じですしね・^^;)ですが、やはり、miniSDの容量では、辞書まで面倒見切れないのが実情です。
#探していたのですが、微妙に挫折していました(^^;;

●動画ビュワー
正直、ここで困っています。
今まで、C760で愛用していて、インターフェイス(ショートカット登録含む)も素晴らしいと思っている「mplayer for zaurus」&「zplayer」の組み合わせで、うまく動画ファイルが再生できません…。

「プレイやん」「C760」「W-ZERO3」で共通フォーマットとして利用している「動画mp4圧縮・音声AAC形式」では、何故か1/4サイズでしか再生されず…。

i-toy氏にアドバイスをもらって、KINO2を入れてみたら、今度は、動画すら再生されないようになってみたり(笑)

というわけで、ある意味、比較はできず。

そして、C3200にリプレースしていきたい「メディアプレイヤー」としての役割がまだ果たせていないので、まだC3200はメイン機になっていません(^^;;
#メインはW-ZERO3&C760のままです。

W-ZERO3の定番「TCPMP」は、再生性能が滅茶苦茶に高いです。
C760や、前に会った時にテストさせてもらった、i-toy氏所有のC3000で再生テストをしたところ、かなりの性能差があって驚きました(^^;;

・再生性能…TCPMP
・再生時のショートカットの使い勝手…zplayer
・再生箇所にレジュームが効く…TCPMP
・動画収録時間…Zaurus
・ネットワーク越しの再生…TCPMP
という感じです。

これだけ見ると、TCPMPが良いように見えますが、実は使っていて一番感じるストレスが「ショートカットの使い勝手」だったりします。
収録時間の問題を合わせるとZaurusが少し優勢になります(^^;;
#悩みは尽きませんね(笑)

●フォトストレージ機能
実は、今回の買い増しでは、これがキラーアプリです。
現在、毎日のようにノートパソコンを持ち歩いているのですが、その中で、あまり持ち歩かなくても良い時があります。

それは「仕事でカメラを使う時」です。

多いときには、1日で何百枚と撮影する(腕が無いからですが・苦笑)ので、その時にメディアにコピーするためにノートパソコンを持ち歩いているような時も、時折あります。

こういう時に装備重量を減らせるのは便利だろうな~と思っていました。
そこで、i-toy氏に試させてもらったところ、600MBの画像データを転送するのに要した時間は15分程度でした。

ビュワーとしても、十分な速度(1画面に9枚のサムネイル表示で2~3秒)で使えることがわかったので、非常に便利です。

普通のフォトストレージHDDを買ったも5万円くらいだと思いますので、少し値段を追加してファイル管理機能まで搭載できるザウルスは便利なのかも…と思います(^^

●まとめ
今までSL-C3x00系を使っている人には、そこまで買い換える需要は無いかと思いますけど、それ以外の人は買っても良いと思います。

HDDも6GBになったので、少し余裕も増えました(本音を言うと20GBくらい欲しいですが・笑)ので、PDAというよりは「マイクロノート」というイメージで使える端末だと思います。

正直、普通はW-ZERO3だけでもなんとかなるとは思いますが、容量(メモリもストレージ共に)&安定度的に不安があるので、安心を買えるのは大きいです。

ビュワーとしての性能(安定度含む)の高さは、他の機種には負けないと思いますので、そこを見越して買うという選択はアリだと思います。


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