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奥様は海外添乗員〜メモリアル

ドイツ出国時の悲劇?


夜明け前の空港。さすがに朝からビジネスマンらしき人たちで混雑するミュンヘンの空港は近代的な造り。エントランスにはここにも!ってな感じでクリスマスツリーが。最後までクリスマス尽くしだね…

さあ、難関はセキュリティチェック。ヨーロッパでは一番厳しい所だ。あれ~誰か引っ掛かってる?なになに、お土産のライターが引っ掛かってるの?アメリカじゃないんだから1つは持ち込みOKよ?

助っ人に飛んで行くと係員がライターを分解して中の綿?を掻き出してる。え~何するのぉ~?そんなことしたら使えなくなるじゃん?まさか中に麻薬だか爆弾だか隠してるとでも疑ってるの?

これはあんまりだ!と言っても係員の恐そうなおばちゃんは聞く耳を持たない。何たって頑固だからね~ドイツ人は…。これはライターじゃない、って決めてかかってる。私だってライターの中身なんて分解して見たことなんかないけど、これって普通じゃないの~?

おばちゃんに声を大にして抗議してたら他の係員がやって来た。おばちゃん、その人に゛ちょっとこれ見てちょうだい゛なんて意気揚々。ところがその係員に、このライターはこういうタイプ、つまり中の綿にオイルが染みて点火するタイプなんだと聞かされて、ようやく手を止めた。

゛OK、持っていっていいわ。゛そう言うとプイと向こうへ行ってしまった。これにはいつも仏のミゾグチと言われる私もキレた。

ちょっとあんた、何なのその態度~!ライターの仕組みも知らずに偉そうにこんな仕事してんじゃないわよ!謝れ~馬鹿者!

ここで捕まったらどうしようかと内心ヒヤヒヤものだったけど、あんな傲慢な態度は断固として許せ~ん、プンプン!あ~あ、最後の最後にある意味ドイツらしさを感じてしまったわ、トホホ…


オリーブの葉っぱ

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