
先日パラドールに関してはカルモナを紹介しましたが、最後にもう1件。どこかといえば旅の最後にやって来たスペインの古都トレドのパラドールです。トレドは16世紀にこの国の首都が現在のマドリッドに移るまでの長きに渡り、都として栄えた街。そんな中世の時代の姿を今に残す旧市街全体が世界遺産に登録されてます。「もしこの国に1日だけ滞在できるならば、迷わずトレドへ行きなさい」という言葉が存在するほどに魅力ある街ですよ。

そんな街を見下ろすようにタホ川をはさんだ対岸の高台に建つのがパラドール。街の中心からは離れますが、数あるパラドールの中でも絶大な人気を誇ってます。宿泊も捨てがたいのですが、もし時間のない方ならここでのお食事がおすすめ。街を遠目に眺めながらのお食事は忘れがたいものになるでしょうから。

ってことでもちろん私たちもいただきましたよ、ワイン付きのスペシャルランチ。あぁ!ただこの時は帰国間もないっていうのに相変わらずドタンバタンしていて、ゆっくり味わってもいられませんでしたが。まるで駅構内のスタンドでうどんをかきこんでるような気分でした。う~ん、残念(汗)。次回は絶対優雅な気分でお食事したいものです。トホホ…

それでもレストランに面した広いバルコニーからのこの眺めを目にしたら、よっしゃ~!もうちょっと頑張ろう!という気になりました。はじめてのスペインでこの景色をはじめて目にした時と全く変わることのない風景、そして感動。今この場所にいることを素直に感謝したくなるトレドのごちそうはこの眺めですから。とっても美味しかった、ごちそうさま。








