【ローマは一日にして成らず】とは誰でも知る有名な文句。そしてここローマに来た人なら必ずや【ローマは一日にして見れず】ということを実感するだろう。古代ロマンのあふれる街は宗教の中心でもあるし、同時にたくさんの名画の舞台ともなった街。だからこそいろんな楽しみ方ができるわけで、全てを回ろうなんて考えたら何日あっても足りないくらい。
そんなローマの中で多分5本指にも入るであろう人気スポット【真実の口】。映画【ローマの休日】の中に登場して依頼、たくさんの観光客が自身が嘘つきでないことを証明しに?やって来る。もっとも顔ぶれを見ると、映画がヒットしたアメリカと日本、そして最近は韓国からの観光客が圧倒的。
ところで、この【真実の口】があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会。テベレ河近くに建つロマネスク様式の古い教会には、日本人に人気のあの方!が奉られていることをご存知だろうか。日本人なら多分誰でも知ってるサン・バレンティーノ。英語名にするとセント・バレンタイン。そう、あの2月14日でお馴染みの聖人。
あれほど有名人であるバレンティーノの骸骨がこの教会に納められていることを知る人は、意外と少ない。だからみんなお決まりのポーズで写真を撮るだけでさっさと帰ってしまうんだけど、せっかくここまで来たならお参りしていったらいかがかな?
もっとも日本では国民的儀式が行われるバレンタイン・デーは、バレンティーノのご当地イタリアでは日本ほどポピュラーなものではない(日本では製菓会社にまんまとのせられてる?)。だからこそ人知れずひっそりと暗い教会の中に眠る彼の礼拝堂に蝋燭を燈して恋のお願い事をしてしまう、これはグッドアイディアだと思うよ。
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