
ヴァルフガングゼーの湖畔の街ザンクト・ギルゲンはモーツアルトの母アンナ・マリアの生まれ故郷としても知られるところ。そんなこともあってこの街の市庁舎の前にはバイオリンを弾くモーツアルト像が立ち、いつも観光客に取り囲まれています。ところが今日は珍しく人影もまばら…と、いきなりかわい子ちゃんとバッチリ目が合っちゃいました。顔を傾けてこちらをじっと見つめるこの仕草はフレンチ独特のもの。こちらが手を広げると、躊躇なく腕の中に飛び込んでくるこの愛らしさはもうたまりません。聞けばまだ8ヶ月だという女の子。今しがた湖で泳いできたばかりらしく、身体はびっしょり。「うちの子は子供用のプールにも入れないのよ」とは打ち明けませんでしたけどね。飼い主さんとしばしフレンチ談義に沸いた午後のひと時でした。








