奥様は海外添乗員〜メモリアル

水しぶきを浴びながら

    

予想通り日中は太陽の下、マフラーがちょっぴり邪魔に感じるほどの暖かさに。日影に入るとまだ空気は冷たいものの、さすが太陽の国イタリアだ。はじめてのローマの街歩きには絶好の陽気だね。ランチの後全員を街に送り出した私はしばしあてどもなく歩きながら街の中心の共和国広場まで。高く水しぶきを上げてるナイアディの噴水は、暑い暑いローマの夏にあっては観光客&鳩たちにとってわずかながら涼を取れる絶好の場所。そんな場所が2月に入ったばかりの今日も、すっかり憩いの場所になってる。強い太陽の陽射しに、思わず勢いよく飛び散る水しぶきに引き寄せられたんだろう。おしゃべりする人に本を読む人、私同様あてもなくボォっとする人…

とはいえ、テレビを見てると北イタリア各地は記録的な寒波で大雪らしい。太陽の恩恵を授かっててるのはローマから南くらいなんだろうか。しかも暖かいのはなによりだけど、そうなればなったで辛い私の身体。昼前からムズムズしだした鼻と目は明らかに遠い春を感じてる。こうなるとただでも排気ガスいっぱいの街中をプラプラする気になれずに郊外のホテルへ帰ることにした。きっと今日も夕方から夜遅くにかけて、若いメンバーたちからあれやこれやと引っ切りなしにSOSの電話が入るに違いないもの。少し昼寝しながら備えることにしよう(汗)。


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