マンマ・ミ～～～～ア！神様助けて～～～～！さっきからホテルの周りをぐるぐるとこれで5周目だよ。
バーリという街から始まった今回のツアーは、当然のことながらバーリのバス会社（ドライバーはもちろんバーリの人）でここローマまで来た。日本からバーリに入り、その日のうちにアルベロベッロまで走る今期からお目見えした新しいコース、私とてバーリのバス会社を使うのは初めてだ。
南イタリア、長靴のかかとの辺りに位置するプーリア州はまだまだ田舎。バーリはそんな中でも大きな街だけど、日本人グループを乗せてはるばるナポリやらローマまで来ることはそうないはず。難しいナポリの街を走りながら薄々感じてはいたけど…
イタリアの街は確かに車で走るのは大変。大きな街はどこもかしこも一方通行な上、ただでも狭い道は路上駐車の嵐。乗用車ならまだしも大型バスとなると、お手上げだ。
ああでも今回の問題はそれとは別。原因はただひとつ、田舎街バーリのドライバーがこのローマの街の道を知らないということ。ホテルの近くにいることだけはわかっちゃいるけど、その周辺が一方通行がためにホテルに到着できずにいる。
あ～～ここを曲がれればホテルは目の前なのにぃ！無情にもやっぱり進入禁止の看板が…普段何の問題もなくホテルに到着してくれた他のドライバーたちが今や輝いて見える。私たち、このままずっとさ迷い廻り続けるのかしら、トホホ…
散々迷走したあげく、ようやく観念したドライバーはホテルに電話し助けを求めた。ホテルの誘導で何とか到着できたのはホテルからわずか1ブロックという通りに入ってからかれこれ1時間後のことだった。
人はいいから怒る気にはなれないけど、さすがに私もぐったりだ。ああ、それにしても彼はここから遠いバーリまで無事に帰れるんだろうか…5日間ありがとね。ボン・ビアッジョ！
オリーブの葉っぱ
