コッツォルズ地方を離れる前にやって来たのは、ボートン・オン・ザ・ヒルという小さな村にあるボートン・ハウス・ガーデン。18世紀に建てられたお屋敷を取り囲むように造られた美しい庭園はこの地方でも人気のスポットで、時折観光バスもやって来ます。
この日は朝一番、といっても10時のオープンに合わせて一番乗りの私たち。そんなわけで、まだ朝露に光る草花が気持ちよさそうなお庭をの~んびり散策することができました。
日本でのガーデニングブームに多大な影響を与えていると思われる英国式のガーデニング。自然の景観美を意識して芝生や森、池などを利用し、あくまでも自然な風景を彩るように造られる点がポイントのようです。
まるで自生しているかのように見える草花や木。こういった多種多様の植物それぞれの質感や色の彩りのバランスを考えての庭造り。ふ~む、なるほどねぇ…っと、思わずため息。
でもこういったお庭造りのためにはよっぽどの広い土地がなければ無理ですね。日本でこれを真似ようと思ってもちょっと無理。でもだからこそこういった場所を訪れる楽しみがあるってもの?
ちなみにタイスバーンと呼ばれる16世紀に建てられた納屋。ここではガーデニング用品がわずかですが販売されており、併設のティールームではお茶をいただくこともできますよ。面白いなと思ったのは、日本人は時間いっぱいお庭を楽しんでいるのに対し、後からやって来た地元イギリス人たちのグループはさっさとお庭から戻りみなお茶していたこと。日本人のお庭好きは相当なものですね(笑)。
さて。気持ちよくお庭とお茶を楽しんだ後はいよいよカントリーサイドにお別れ。大都市ロンドンを目指すことになります。
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