息も絶え絶えにたどり着いたパリから最後の力を振り絞ってやって来たのはモン・サン・ミッシェル。今やフランスへ来たからには必ず足を運ぶことになる名所だ。確かにその姿は何時見ても美しく感動を呼ぶ場所だけど、パリから片道5時間近い旅でようやくたどり着くことのできるここはノルマンディーの西の果て。息つく暇なく走り続けてきた旅の最後とあっては、さすがに車内は寝息の合唱。こうなったら私も遠慮なくそれに加わろうかな（笑）。
バカンスシーズンとあってたくさんのキャンピングカーを眺めながら走ったノルマンディー高速道路。案の定到着したモン・サン・ミッシェルの駐車場には入りきれないほどの観光バス。いったいどれだけの人がこの小さな島を訪れているんだろう。狭い参道は押すな押すなの大混雑。チラリとのぞくとどのレストランも土産物屋も満員御礼。あらためてここモン・サン・ミッシェルの人気を思い知らされる。
と、参道の中ほどにある古い教会の前に普段はほとんど目にする機会のない修道院の方々の姿。どうやらここでちょっとした話会が開かれるらしい。今でもこの地で神に仕え生活する修道士＆修道女の方々の数は13名ほどと聞く。他のヨーロッパ同様宗教離れが進むここフランスで、ここへやって来た観光客たちの中に彼らの話に耳を傾ける人がどれだけ存在するのか。むしろそちらに興味のある私だ。
写真は観光客に話しかける修道士の姿
みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。
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