前回イタリアはナポリで書いたコーヒーの話題に色々とコメントいただいたので、再度イタリアンコーヒー

今や日本でもお馴染みのエスプレッソはイタリア人の食生活に欠かせない飲み物。オリーブオイルたっぷりの食後、余計な油分を取り去る効用あり。ちなみにイタリア人はデミタスカップに少量のコーヒーに対し、スプーンに山盛り1~2杯の砂糖を入れる

このエスプレッソに泡立てたミルクをたっぷり注いだものがこれまたお馴染みのカプチーノ。圧倒的にミルクの分量が多いミルクコーヒーって感じ。観光客に慣れたレストランやバールなら

ところで、コーヒー好きだけどエスプレッソは濃すぎるしカプチーノじゃミルクの味しかしない

もうひとつ、私が最近はまっているのがマロッキーニ(写真)。基本はカフェ・マッキャートだけど、これにカカオ(パウダー)をたっぷりまぶしたもの。コーヒー&カカオ&ミルクのハーモニーが絶妙。おすすめの一品よ。


ご存知かも知れないけれどイタリアではコーヒーの作り置きはしない。バールでもレストランでも注文を受けたその場でエスプレッソ・マシーンでプシュ~っと蒸気をかけて煎れ立てを出してくれる。だから美味しいのよ

唯一の例外は朝食時のレストランで出されるポットに入ったコーヒー。これぞイタリア版アメリカンコーヒー(カフェ・アメリカーノと言う)。エスプレッソコーヒーをお湯で薄めたものと思っていい。そう、イタリアじゃエスプレッソこそコーヒーの基本。アメリカ風と名のつく薄いコーヒーはエスプレッソをお湯で割って作るか、最初からネスカフェを使ったインスタント。
そうそう、夏になるとイタリアにアイス・コーヒーはないの


以上のようなイタリア・コーヒー事情からしてこの国には缶コーヒーが存在しないことは言うまでもありませぬ。
イタリアには美味しいワインと同じくらい


オリーブの葉っぱ