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奥様は海外添乗員〜メモリアル

ローマの午後


午後からのフリータイム、まずは仕事をかたずけなきゃ~ってことでローマにあるオフィスへ。今回泊まってるホテルはテベレ河の西側、地下鉄A線レパント駅から徒歩5分のレオナルド・ダ・ビンチ。元気ならスペイン広場も徒歩圏内だ。でもさすがに共和国広場近くのオフィスまでは歩く距離じゃない。ただでも疲れてる上この暑さ、行き倒れしかねないよ~ってなことでスタスタと地下鉄の駅へ急ぐ…

いつもジプシーたちがうろちょろしてる地下鉄構内。初めてイタリアを訪れる観光客には正直あまりお勧めできるしろものではないけど、主要箇所を結んでくれているA線はやっぱり便利もの。私をカモにしようなんてジプシーが現れたら大声出して追い払ってやるわい!私を誰だと思ってんの~ってね。ホホホ…

あ~いつになく列車が入って来ないところをみると、すでにバカンスで間引き運転?って思ってたらゴ~って音が近づいて来た。やれやれ、やっと来た。…えっ!えぇ~これは一体何?ひょっとして新型車両?遂に地下鉄が新しくなったの~?

あの落書きだらけの怪しげで暗い車両とは比にならない位明るくて綺麗な車両が音も静かに入って来たのを見て思わず口をポカンと開けたまま見入ってしまった。だって本当に綺麗なんだもの!

でも驚くのはまだ早かった。乗ってびっくり玉手箱?なんと車内は冷房が効いてる上車内アナウンスまで!ご丁寧にドアの開く側まで言ってる…夢のようだよ~これならジプシーたちも仕事はしにくいでしょ~しっしっ、あっちへ行った行った!


オリーブの葉っぱ

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