郵政カブ「ホンダＭＤ７０」のパワーアップ＆高速化（その３）

MD70にキタコのLIGHTボアアップKITを組み付け、さらにサイズの違っていたピストンの交換も済んで、
エンジンは本来の調子で回るはずと、キャブの調整を兼ねて慣らし運転開始。
40キロそこそこの速度で控えめに走っていたところ、
5kmくらい走ったところで突然エンジンが止まってMDは急停止。
焼き付き？
５分くらい時間をおいてからキックを下ろすとエンジンは静かに始動した。
完全に焼き付いた訳ではなかったようで、超低速で自宅まで帰り、
エンジンをバラしてみると焼き付き手前のいわゆる「抱き付き」。
原因はシリンダーとピストンのクリアランス不足でオイル切れをおこして、
ピストンのスリーブの部分にキズが入っていました。
これも組みつけの前に確認していれば防げたのに・・・・・・。

状態がそれほど深刻ではなかったため、ピストンとシリンダーのキズがなくなるまで
1500番の耐水ペーパーと金属用の研磨剤（マザーズのポリッシュ）で
ツルツルになるまでひたすら磨いて再度組み付け。

この状態にしてから慣らしで約60kmほど走行しましたが、
現在までのところ問題なくエンジンは動いています。
低回転から高回転まで問題なく吹け上がっていますが、
最高速が60キロ程度の結果となっていて、ギア比の検討の余地はありそうです。
ただ、ボアアップキットを組み込む前の状態に比べると、
余裕をもって走行できる状態になっていることは確かです。