オクテックガレージ2 ブログ OKU-TEC garage2

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと。消えないように,そして生きた証になるように

ハイエース その21 車内のサイドバーを作ってみる その2 SUS(エスユウエス)のGFアルミパイプを旋盤でチャックするための治具製作

2023-05-31 02:28:48 | 200系6型ハイエース
ハイエースの車内で物が干せるようにサイドバーを作る話のその2です。(その1はこちら。)
 
カーメイトのサイドバーを買って付けるのが幸せの最短ルート。
分かっちゃいるけど、どうせなら自分なりにしたいという欲がでてくるので自作です。
 
使う部材はDIYヤーの定番のイレクターではなくSUS(エスユウエス)のGFアルミフレーム。
 
どちらを使うにせよ天井にサイドバーを取り付けるベースとなる部品が必要で、これがイレクターならメタルジョイントを
挟めるΦ28mmの丸棒があれば済みますが、GFパイプは複雑な形状なので簡単にはいきません。
これが厄介なのであまり一般的にならない理由な気がします。
 
おまけにGFパイプってΦ28mmって謳ってますが実際は太いところで29.4mmあるのでイレクターのメタルジョイントとの
組み合わせはできません。
私もこの組み合わせにして楽しようとしましたが、まんまとはめられました。
 

引用:SUS株式会社 ウエブカタログhttps://websus.online/service/catalog/GF202_054.pdf
 
 
 
 
 
 
コネクターと呼ばれるGFパイプをクランプするパーツにはパイプを外側から挟み込む「アウター型(左)」と
内側から押し広げる「インナー型(右)」が有ります。
 
 
 
 
 
 
 
パイプを内側から押し広げて固定すると言う馴染みのない方法のインナー型はパイプとコネクターが同じ太さになるのが特徴。
棚板を置いたときにコネクターが干渉せず、見た目もスッキリ。
 
 
 
 
 
 
 
で、天井に取り付ける部品をどうするか。
できるだけシンプルなのが一番。
あれこれ考えて使えそうな部材を調達。
 
 
 
 
 
 
 
 
パイプの色はハイエースのダークプライム2の車内色に合うようにブラックにしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
アウター型コネクターを使うならGFパイプの棒材があれば簡単ですが、そんなの有りません。
 
インナー型コネクターを使うとしたらGFパイプの端にブッシュを溶接するか圧入するかして塞いでネジ穴をあけるか・・・・です。
 
カタログを眺めてるとGFパイプには高強度タイプがあって、中心にΦ6.8mmの穴があって使えそう。
 
 
 
 
 
 
 
 
コネクターが挟み込む長さよりちょっと長めでカット。
 
 
 
 
 
 
 
 
試しに2個だけ切り出して試作。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
GFパイプは丸くないので三つ爪ではチャック出来ないので四つ爪チャックを噛ませて親子チャック。
予定では上手くいくと思ったのにチャックハンドルと爪が合致して締めれないというオチ。
小さな四つ爪があったら便利だと思ってオークションで買ったけど、国産じゃないからチャックの動きはゆるゆるで全然ダメ。
小径の四つ爪って元々が少ないからいいのに巡り合えません。
 
 
 
 
 
 
 
 
天井に点ける部品を作る前にその部品をチャックする治具を作らないといけません。
 
やっぱりカーメイトのを買うのが幸せの近道だったわけです。
 
で、GFパイプが入るパイプみたいなアダプターを作ります。
25Aのガス管が丁度いいサイズだったんですがわざわざ買うのもお財布に優しくないので
昔、死ぬほど貰ったアルミの棒材があって、アルミ同士の方が当たりが優しそうなので、それで作ることにしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
端面切削して
 
 
 
 
 
 
センタードリルで揉みつけして
 
 
 
 
 
 
 
GFパイプが通るように穴あけ。
 
 
 
 
クイックチェンジがちょ~便利。
MTシャンクの大径ドリルがあったので穴あけ楽できました。
 
 
 
 
 
 
 
 
GFパイプに合わせて内径の仕上げ。
 
 
 
 
 
 
 
端っこにツバを残して外径仕上げ
 
 
 
 
 
 
スリ割り。
いつもは適当にコンターマシンでやってましたが可愛いハイエースのために真面目にフライス盤でスリ割りするの初めて。
どうやって位置決めするの?
ネットを探しても出てくるのはNCフライス盤ばかりで、細かな説明はなく
唯一見つかったのが油を塗った新聞紙を置いて、
刃が当たって新聞紙が飛んで行ったところが原点ってやり方。
で、CRC-556吹いて新聞紙貼ってみた。 
 

 
 
 
 
 
 
新聞紙に当たって擦ってるけど飛ばない新聞紙。
なかなかうまくいかないですが、新聞紙の上を滑ってるので良しとして原点決め。
 

 
 
 
 
 
 
治具の直径の半分に刃物の厚みの半分を足したのが治具の中心。・・・なはず。
 

 
 
 


 
しゅるしゅる~ってカット。
 

 
 
 
 
 
 
 
GFパイプ用チャック治具
スリ割り入れたら内径が0.1mm小さくなっちゃったので再度内径仕上げ。
 

 
 
 
 
これでGFパイプが三つ爪でチャックできます。
 
 
 
 
 
 
天井にネジ止めするのにネジの頭が飛び出さないように「沈めフライス」で六角穴付きボルトの頭を沈めます。
 
 
 
 
 
 
 
 
治具があると突っ切りで切り詰めたりも出来ます。
昔からある町の加工屋さんってこんな治具を色々と作って仕事をこなしてます。
多分、工作友達のkagayakiさんもいろいろ作ってると思います。
 
 
 
 
 
 
 
ハイエースの天井に付ける部品です。
出来上がれば大したことないことですが、これができたから得られるちょっとした幸せは自作する人だけの特権。
 
 
 
 
 
 
これをハイエースに取り付けて長さとかを様子見して残りを作っていこうと思います。
 
ではでは
 
しかし地味な作業やなあ。
コメント (2)
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ハイエース その20 車内のサイドバーを作ってみる その1 定番のイレクターじゃなくSUS(エスユウエス)株式会社のGF アルミパイプ 

2023-05-26 03:56:52 | 200系6型ハイエース
車内に物干し竿があればと思って作り始めたサイドバーの話し。

車中泊をしてるとタオルを干せたり、ちょっとしたものを掛けたりできる物干し竿が欲しかっりします。
ノアの時は三列目シートの上のアシストグリップがあってそこに市販のバーを引っ掛けて使ってきたんですが、
ハイエースの後部にはアシストグリップが無くて付けることができません。

そう思う人は世の中結構いて、車内の両サイドにバーを取り付ける「サイドバー」という商品が売られています。

引用 カーメイト(カーメイト 公式オンラインストア本店)



このバーに釣り竿を掛けるホルダーを組み合わせたり、サーフボードを積んだりと拡張性があって見た目もいいから割と人気な商品。

市販品を買うとそれなりにするので、単純な構造ゆえに自作する人もいて検索するとたくさんヒットします。


引用 Google





自作する際に気になるのがその出来栄え。
カーメイトから出ているのはさすが大手メーカーなので自然な仕上がりですが、ショップが出す商品の中には
水道の金具を使ったものや市販のステーを組み合わせたものなんかもあって、「何だかなあ」って思うのもあります。

自作する人が良く使うのが矢崎化工のイレクターのパイプとメタルジョイント。
Φ28mmのパイプと金具を組み合わせて好きなサイズで棚とを作れるってやつ。
昔っからあってモノは非常にしっかりしていて見た目も綺麗なので、変にオリジナリティを出すより
全然良かったりします。

少し高価なのがネックだったのが、最近では他社から類似商品が安価に出ててハイエースに乗るDIYヤーには
うってつけのカスタムで成熟期になりつつあります。


メタルジョイント






ただし、この金具を天井に取り付けには、天井からΦ28のパイプかカラー(円柱)を出しておかないといけません。
前は自分で作るしかなくて器用なDIYヤーは木を削って作ったりしていたんですが、
3Dプリンターでこれを作るハイアマチュア的DIYヤーがいて、さらにそれを欲しい人に売ると言う商魂たくましい人まで
現れる始末。
もはや戦国時代。

さすがに「これを3Dプリンターで作るの」って思ったのはここだけの話しで、メルカリが小遣い稼ぎのマーケットになってるのを見て
時代だなあと感じました。

その後アルミ製を見つけたんですが、最初の頃は棒材を高速カッターで切って穴をあけたただけの雑な商品で、
「さすがに"切りっぱ"は無いな」って思ったものです。

で、そこに目を付けたのが加工機を持った本職さん。
売り上げの足しになればと思われたのか、目ざとく参入しCNCで端面切削に面取り、ボルトの頭を沈める座繰りを入れたりして
まさにメーカー品レベルな仕上がり。

ただ商品説明に「木は腐るから」とか「樹脂は弱い」とかって書いて優位性を出す人もいて、モノが良いのに
何だかなあって思ったりしました。

引用:メルカリ https://jp.mercari.com/





まあこれだけ簡単に情報が手に入る時代なんで"にわか"DIYヤーもいて、実際そんなことがあったのかもしれませんが
常識的に作る人なら木でも樹脂でも問題無い気がしますし、万が一作業中に落としても樹脂なら車を傷つける
リスクも少ないのではってことで、そっちもアリかと思ったりします。

でサイドバーの製作ですが、職場で自主活動で作ったイレクターをよく見かけるのですが
自由に組めるゆえに、ゆがんでたり、長さがちぐはぐだったりと適当なのが多くて、あまり良い印象がありません。
おまけに定番過ぎて面白みもなく、やっぱり違うのにしたくなります。

で、まだ少数派なアルミパイプで作ろうかと思います。
これはSUS(エスユウエス)株式会社から出ているGFと言うシリーズの商品。 (ステンレスの"SUS"と紛らわしくなるからこの社名は嫌いです)

丸パイプみたいですが四方向にリブがあってそこを挟み込んで接合するのがイレクターと大きく違うところ。
素材もイレクターは鉄パイプに表面が樹脂なのに対してGFはアルミ。








挟み込むコネクターもパイプの内側を広げて固定するものもあれば外側を挟み込んで固定するものもあって
他にもいろいろ。
あまり使う人も少ないですし、軽くてソリッドな感じも良いのでこれにしてみました。







但しこれも天井にこれを取り付けるためにパイプかカラーが必要で、イレクターみたいに単純な丸棒形状ではなく
この独特なリブを持ったカラーが必要。
で、その辺からやっていこうかとおもいます。

ではでは



















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ヴェクスター125 スズキ純正 対策品(17110-20E23)のクーリングファンが割れる 台湾強化クーリングファンに交換

2023-05-20 18:57:40 | ヴェクスター125
先日のこと。
ヴェクスター125で出勤途中、エンジンから「ボコッ」って音がしてまたエンジン冷却用のクーリングファンが割れてしまいました。

クーリングファンが割れる故障はヴェクスター乗りには割と有名な話。
私も何度も経験しクランクの振れが原因と思いエンジンを積みかえたこともあったのですが、実はまさかクーリングファンの設計不具合。
当初はスズキも知らないと言っていましたが途中で品番変更になって対策品に置き換わり、このベクスターもそれが付いていました。

なのでまさかと思い、駆動用のベルト切れを疑ったほどでしたがそっとアクセルを開けたら加速したんで、
やっぱりクーリングファンの割れと分かりました。


このクーリングファンの破損、写真が残っているだけでも遡ると
2006年10月25日
下側の方、取り付けネジ部を起点にフィンが二枚ほど割れて無くなっています。







2007年8月26日
何度もクーリングファンが割れるのでエンジンが悪いと思い、エンジンの積み替え。
割れるたびにケースを補修したのでケースが可哀そうなことになってます。






2010年11月16日
破片が顔を出してます。



これもネジ部を起点に割れてます。





ファンが割れるだけじゃなくカバーも割れるから曲者なんです。
パッチ当てて修理。
ファンはまだ未対策品








2011年2月27日
アルミ板でパッチを当てた所を突き破ってます。
破片はどこかに飛んで行ってしまいました。



やっぱりネジ部を起点に割れてます。
更によく見ると全部同じ場所。どうよこれ(ネットで見つけた他の人のは違う場所でした)






明らかに強度不足。
この時、対策品に変わったので予備にと2個購入して、うち一つを取り付け今に至っています。






古いヴェクスターですが中国や台湾ではまだ現役らしく、いろいろと対策品が出ていて、クーリングファンも強化型があって
日本でも購入することが出来ます。

ただ本家スズキから対策品がでていることもあって私の中ではそれで十分。なのでこの強化型は不必要だとずっと思っていました。

それが割れたということで、対策には経時劣化までは含まれていなかったようでした。
ということで今回は予備品を使わず台湾スズキの強化型を取り付けることにしました。

購入先はヴェクスター乗りには有名な「プレコミモーター」さん。

オイルエレメントとOリングのおまけまで入っていました。感謝です。






交換前に外観チェック。
カバーは割れていなくてルーバーの隙間から右の方のフィンが無くなっているのが見えました。








割れた破片で内壁は削れ破片は端っこに引っかかっていました。







割れた対策品。
あかんやん。








クーリングファンを外すと取り付け面がサビてました。こんなの初めて。







破断面を観察すると右の穴を境に右側と左側全体で色が違うのが分かるかと思います。
右側は破断面の色が黒く煤けているように見えるのは最初にここが割れたからではないかと思われます。
左側全体は時間が経って後から最後に一気に割れたため白くきれいなままだと思います。
巣穴がみえるので樹脂充填時の条件不良があったかもしれません。







エンジン掛けて錆び取り。真似しちゃだめよ。







スコッチブライトでは落としきれず、粗目のサンドペーパーで削りました。







ローバルで防錆処置。







左が台湾強化型クーリングファン。
フィンをリング状に全周つなげてあります。

対策品(だった)は割れないようにフィンの高さを低くして軽くしてありました。






ということで台湾強化型になりました。









クーリングファンのカバーを開けるとシリンダヘッドの油漏れが結構ひどいのが見えました。
そろそろ予備のエンジンに積み替えようかと思案中。






161330Km
プレコミモーターさんによると20万キロ行ったのは東京のバイク便の方で、一般では私が一番とのことで、
20万キロ行くかどうかは元気で働けるか次第。
延長雇用してもらえるよう頑張ろうっと。






朝から組み上げて無事出勤できました。




ではまた






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ハイエース その19 粘着クリーナ コロコロのモールシステム化 その2

2023-05-17 00:12:41 | 200系6型ハイエース
コロコロをミリタリーのシートバックカバーへ装着してコジャレタ車内にする作戦のその2。

前回はコロコロのケースをシートバックカバーへの取り付けためのベルトの取り付けと、蓋がパカっと開かないようにロック機構を
着けたので今回は見た目をミリタリーチックにする話です。




まずは塗装。
濃い目のカーキ色に合いそうな塗料を探して見つけたのがタミヤのプラモデル用塗料の「LP-30 ライトサンド」。

それと色よりもその名前に惹かれて買ったガイアノーツの 「NATOグリーン」。










塗料も少なく、大きさも小さいのでエアブラシで塗ろうということで、15年以上前に買ったエアブラシを引っ張り出してきました。
エアブラシ本体しかなかったのでホースとワンタッチカプラーも購入。








操作も慣れてないし希釈もよくわからない。
適当に薄めていったら倍くらいでそれなりに塗れることが分かりました。

このタイプって人刺し指で操作するやつですが、練習してもなじめない。

アートを描くならこのタイプが良いみたいですが、全面に塗るなら普通のガンのような
トリガータイプの方が自分は良いように思いました。

PP樹脂のようなのでミッチャクロンで下塗り。








縁が塗れてないとカッコ悪いので裏から縁も塗ってます。







娘が様子を見にきたので塗らせてみた。
レバー操作の加減で線の太さを変えることを教えてチャレンジ。








なんでも経験と思っております。






黒色好きですが、最近はカーキ色も良いなあと思ってます。







カーキ色のままだと引っかいたりしたら下地がでるので、艶無しクリアを上塗りしました。
取っ手はクリアを塗ってる最中にミスって当たって剥げてしまい、カーキ色がなくなったのでNATOグリーンで塗装。







乾くと艶が引けてマットな感じに仕上がりました。









割ときれいに仕上がったので上機嫌でモールシステム化のベルトの取り付け。
・・・って思ったら下の写真の赤い矢印の部分のベルトが無駄に長いのが気に入らず、モヤモヤ。
何かスマートじゃない。
で、作り直し。








細かな事ですが無駄がないのはスッキリして気持ちいいです。








シートバックカバーに取り付けたときにベルトが浮き上がり気味になるので、アルミ板を追加。
地味な改良。

マグネットホックはケースを開けたときに重さでベルトが垂れてケースの開閉の邪魔にならないように
ベルトの折り返しの長さを調整してます。
地味な作り込み。

誰も気づかんけど、細かなことが気になるタイプです。 









完成。
マグネットホックが付くベルトは摘まみ易くするために少し反るようにミシンを掛けてあります。
とら母(嫁)、気付かんやろなあ。








マグネットホックはベルトを垂らすと勝手にピタッとくっ付く位置にしてあります。
とら母、気付かんやろなあ。






一応完成したものの、何かもう少し飾り気が欲しい。
箱ティッシュホルダーの時みたいに前面にモールシステムのベルトを付けようかと思ったけど、
ケースが樹脂なので縫い付けられない。

そうだ、ステッカーを貼ろう。
ミリタリー系のステンシルステッカーがAmazonで売ってたんで真似することにしました。

引用:Amazon SIXTYWATT DECAL SERVICE





ネットでステンシル調のフォントを落としてきてPhotoshopで製作。

英語でコロコロをなんて言うか調べたら"lint roller"ということでモジってみました。

「AUTHOLIZED PERSONNEL ONLY」は"許可有る者のみ"ですが日本語的には"立ち入り禁止"だそうです。
雰囲気です。そこんとこヨロシク。






マグネットホックの所にも









やっと完成。
GWに千葉に行く日に装着しました。
長くかかりました。





ハイエースに乗らんかったらこんな地味なアイテムなんか作らなかったと思います。
地味アイテムはもう少し続きます。

ではまた








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ハイエース その18 粘着クリーナ コロコロのモールシステム化 その1

2023-05-15 07:47:02 | 200系6型ハイエース
車中泊しない人でも車にあったら便利な箱ティッシュにウエットティッシュ、コロコロを生活感でないように車内に置く作戦。
ウエットティッシュはマガジンポーチ(ダンプポーチ)に丁度入るので何もせずに解決。
残るはコロコロ。

シンプルなデザインでかつ安いということで「無印良品」のを買ったものの、普通サイズは
シートバックカバーには幅がありすぎて他のポーチ類が収まらず、改めて幅が狭いニトムズの車用を購入。







さてこれをどうやってシートバックカバーに装着するか。
Sフックを付けてぶら下げても要件は満たされるのですが、コジャレた感がなくてイケてません。

何より使うたびにケースがどこかに置かれるわけで、とら母(嫁)の性格からして、ちゃんと元の位置に戻されるかは疑問。
適当に置かれたらそれこそ生活感がでてしまうので、ケースを固定して使いたい時にサッと取り出し
使い終わったら定位置に戻るようにしたい。

イメージが湧いてもそれを具現化するのが難しいわけで、アレコレ悩みながら固定方法を模索。







モールシステムの規格に合うようにベルトの配置も併せて考える。










平面なシートバックカバーに丸っこい形状のコロコロのケースをベルト固定するってなかなか上手くいかない。
取っ手が手前に倒れてきたら乗り降りの際に引っかかってポロって落ちちゃうし何より邪魔。

ベルトをいくつも作って組み合わせ。









あれこれ考えてケースの加工。








ケース側のベルト(ウェビングって言います)の長さを決める。
いつもながらタイトに作ったら、バネホックの厚みを忘れてて通らないというボケをかましてました。









下の写真の二つ、同じようで横向きのベルトに二本のベルトを縫い付けてる位置が微妙に違います。
僅かな違いですがやってる本人には大きな違い。
ここに至るのに何時間も掛かるのに俯瞰して見たらちっちゃな問題。
なんとつまらない内容だこと。
細かなとこ気にするDIY人のアルアル。








ケースにこんな風にベルトが付いてシートバックカバーに取り付けられる予定。








親指と人差し指で押さえている所にバネホックが付きます。







バネホックが付くところにマーキングして穴あけしたら、内側見たらリブに当たってました。アララ。
確認してから穴あけろって話ですが、実際は忘れちゃうんですね。








仕方がないのでアルミプレートにバネホックを付けて取り付け場所を変更。









ベルトにもバネホックを付けてベルトの製作は終わり。
あとはケースにカシメで取り付けるだけのところまで来ました。









ここにきてケースの蓋が勝手に開かないか気になりだしました。
コロコロの蓋って突起が引っかかってるだけなので、走行中の振動でパカって開くかもしれないし、落っこちたらダサ過ぎ。
何らかの方法で蓋を固定したいわけです。

でも大げさなロックはブサイクですし使い勝手も悪くなります。
「モノを作る」と言うときに機能だけでなく"使いやすさ"を加えなければならないとこの歳になって気付きました。

引っ掛け金具やバネホックで蓋が開かないようにしようと思ったんですが、金具は大げさ。
バネホックは他とのバランスはいいけど、あれって強く押さないとパチンとならない。
コロコロのケースってそんな丈夫じゃないからギュって押しつけたらケースが変形したり、壊れるかもしれない。
なによりスッとロックできないのはイケてない。









いろいろと考えてふと思ったのが手帳型スマホケースの蓋が開かないようにフラップが磁石でパチンと留まるアレ。

百均で探したらありました。
「マグネットホック」
何種類かあったのでとりあえずあるだけ購入。






バネホックの取り付け穴はドリルやカッターナイフを使わず、ライターで炙った鉄板で溶かしまして開けました。






こんな感じ。








大体の形が出来てきました。






この後、ミリタリーちっくになるよう見た目を変えて行こうと思います。
続きはまた。








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