オクテックガレージ2 ブログ OKU-TEC garage2

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと。消えないように,そして生きた証になるように

ハイエース その28 サンバイザーに付ける小物入れを作ってみた 前編 ゴードンミラーは止めました

2023-07-30 03:13:10 | 200系6型ハイエース
オートバックスセブンが展開する「ゴードンミラー」というブランド。
最近流行のカーキ色系のアウトドア用品が数多くラインナップされてて、何となくネーミングも良いし、見た目もカッコ良くて、
お笑い芸人のチュートリアルの徳井さんのハイエースもこことコラボしたもの。

昨年の6月、オートバックスから誕生日の割引クーポンというのが送られてきたので、私もゴードンミラーの
サンバイザーポケットを買いました。
定価だと2500円ほどして決して安いわけではないですが、デザインも良くて作りもしっかりした商品でした。







買ってしばらく付けてたんですが、ハイエースの細身のサンバイザーには少し大きくて、沢山あるポケットの必要性が見いだせず、
やっぱりカッコいいだけではだめだと思って外すことにしました。

もっとシンプルで必要最小限のヤツって無いかな、そう思って探しましたが見つからず、じゃあってことで作ることにしました。

素材は入手性の良さからいつものように百均のセリア。
最近この手の流用しやすいの商品って断トツセリアに思えます。









確かスプーンとかフォークを収納するやつだっと思います。
裏地もちゃんと付いてました。








素材として使うので糸を切るのですが、それまで糸切狭やカッターを使ってましたが、それ用の用品があるのを知りました。
なんでもYoutube見てたらあるもんで、Youtube先生様々です。

Vの字になったところに刃が付いていて、縫い目に沿って押し込んでいくとブチブチブチって糸が切れてくれます。
便利です。








糸を切って開いたところ。









毎度のことながらもアイロン掛けしてピシッと折り目が消えたら嬉しい。









自分にとってサンバザーポケットに入れるものといえば駐車券にフェリーの乗船券程度。
それとサングラス・・・・あ〜嘘です、老眼鏡です。
前に作った材料の残りに縁取りを縫い付けて出来上がりをイメージ。








剥ぎ取った縁取りはヨレヨレでアイロン掛けたら溶けたので使うのを止めてダイソーで縁取りにも使えるという
「グログランテープ」というのを買ってきました。









最初のとっかかりとしてポケットを縫ってみることにしました。
ポケットに縁を付ける所から。








一人、二階の部屋でミシン掛けするのは寂しいので、とら母(嫁)と娘を呼んでやりかけのジグソーパズルしてもらいました。









サングラス・・・じゃない、老眼鏡を入れるところはゴードンミラーのサンバイザーポケットを真似することにしました。
入口はゴム帯でメッシュの袋。









入り口のゴムは百均の幅広ゴム。









メッシュ素材はセリアのアウトドア用品コーナーで見つけた、テーブルの足にくくりつけてキャンプ用品を収納するという小物入れ。












これも解体。









ゴムが伸びた時にメッシュ生地も伸びないといけないわけで、伸びシロを設けるか、ゴムを伸ばして縫い付けるか。







ゴムが伸びた状態で縫えないので伸びシロを付けて縫うことにしました。









ひと縫い毎にタックを入れてみましたが








縫い目が汚い。
アカンわ、許されへん。









ミシンのコンピュータに頼ろう! ということでミシンの設定を変えてみました。
ギザギザ縫い。










期待を込めて縫うんですが










ダメでした。
伸びないメッシュ生地になりました。アカンやん。
その後も他の縫い目に設定を変えましたがダメ。

ダメダメダメ。
メッシュ生地も余裕がなくなって来て、嫌な空気が流れます。
やっぱりゴムを引っ張りながら縫わないとダメみたい。








それと、ゴムが縫った糸に引っ張られて反ってしまいます。
見た目が何とも情けない。
これってどうしてもこうなるものかと思いながらも、ゴードンミラーのはこんな風になってないぞってことで次に進む。









試しに引っ張りながら縫ってみた。








ゴムを伸ばそうと引っ張り気味でミシンを掛けるとミシンの送りがうまく同調できす、おんなじ所を縫ったりして
上手くいきませんでした。
色々試してみましたが、引っ張りながら縫うのこと自体は正解みたいで、あとはどうやって引っ張るか。








Youtubeで調べたらゴムを引っ張る道具(治具)ってのを発見。
ゴムを引っ張った状態でキープできるので、後は普通にミシンを掛けるだけという優れもの。
値段は数万円と高くて値段は優れていませんでした。
さすがに買えない。
作ろうかと思ったけど、凝った作りをしても面白みがないから、誰でもできる方法にしようとあれこれ材料を探しました。

で、これならだれでも出来るだろうというやり方を見つけました。

針金ハンガーです。








ゴムを引っ張った状態でも普通に縫うことが出来ます。








縫うの楽チン。








ゴムが戻った時もメッシュが均等でちょっといい感じ。








ゴムを折り返して縫うのも楽チンでした。









反りもなくヨレもひどくないのでいけそうな感じでした。









ゴム付きメッシュポケットができそうなので、いよいよ本体に縫い付け。
まずはポケットから。







ポケットは重ねて二重にします。
本体にポケットを縫ってからでは後で縁がつけれないので先に一体化。








本体に右端だけ縫います。ここは後からぐるりと全周縁取りするので下縫い。
左側は縁を縦に付けます。
本体は二重にして中に芯紙を入れるので開いた状態で縫ってます。








こんな感じ。
ここにきてちょっと欲が出てきて、縁取りに使った「グログランテープ」と素材が何か引っかかってしまいました。
もっとナイロンちっくな縁取りにできないか?なんて。








縁取り用として売っているのが「バイアステープ」。
"縁取りにも使えるという「グログランテープ」" じゃなくバイアステープでナイロン製が無いか探してみました。

探したらありました。
百均製ではなく、ちゃんとした手芸用品メーカー製。








なので糸を切って縫い直しました。






と、長くなったので続きは後半で。
ではまた







コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハイエース その27 助手席の背もたれ側面に付けるモールシステムのプラットフォーム(ベース)の製作 後編

2023-07-19 11:47:48 | 200系6型ハイエース

助手席の側面にも小物を付けたくて、市販品が無かったのでミリタリーのモールシステムのプラットホーム(ベース)を
作り始めたのが前回のお話。

今回はその後編。
あらかたできたので仕上げから。








Amazonで買ったシートバックカバーには縁取りがしてあるので真似てみることにしました。
知識もないので買ってきたのが百均の手芸コーナーで見つけた「綾テープ」というもの。








縁取りに使うため半分に折ってアイロン掛けして癖付け。

後になってこういう縁取りに使うのに「バイアステープ」という便利な商品の存在を知りました。裁縫も奥が深い。






縁に綾テープを挟み込んで浮かないようにしてもミシン掛けしていても縁から離れてことがあるので
アクリル板の片を貼って、ずれないようにしてみました。







一生懸命、縁に沿って縫ったつもりでも縫い上がりをみたら蛇行してます。
Amazonで売られている中華製の製品の縫製が悪いとか言われていますが自分でやってみるとそう簡単ではないのが
分かります。









シートに取り付けるベルトの端は縁取りテープに飲み込ませました。









ぐるっと縁取りして最後は重ねて縫うんですが、どうしても写真のように重なりにずれが生じます。
市販品はもっときれいなのに・・・・。

先端はほつれないように折り返しているので、重なるところは三重になるので膨らんでしまって









あまりのクオリティの低さに一旦ほどいて縫い直し。
youtube先生から学習して端をV字カット。







それっぽく仕上がったんですが、V字の切り込みを入れたところがが露出しててしまってます。長さが足りなかったみたいです。






糸をほどいてやり直すにも綾テープの長さが足りません。
仕方がないのでベースの生地を少しカットで周長を短縮。







これ以上は無理なのでこれで諦めました。
寸足らずをごまかすために製品のサイズを変えるという自作品のアルアル。
製品出来てからそれに合わせて図面書くって恥ずかしいやつです。








シートに装着。







ボトルケース入りのガムとかそれを捨てる紙とか、後ろに座るとら母(嫁)と共有するものや、
車内でコンビニのおにぎりや弁当なんかを食べるときにでる包装紙とかを捨てる
ゴミ袋などをこれに引っ掛けて使ってます。
ハサミもあると何かと便利。
余談ですがキャンプ帰りの人が車からナイフ下ろし忘れて銃刀法で検挙されたというのを聞いて
ハサミを調べたら8センチより長いのは銃刀法にかかるそうです。
なのでこれは短いヤツです。






とりあえず「シートサイド用モールシステムのプラットフォーム」完成。

"あれば便利を形に"
何かのキャッチコピーみたいなですが、旅に出てちょっと不便に感じたり、「ここはこういうふうになってたら」みたいなのを
形にするのもオフラインでの楽しさでもあります。
それではまた









コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハイエース その26 助手席の背もたれ側面に付けるモールシステムのプラットフォーム(ベース)の製作 前編

2023-07-17 01:09:59 | 200系6型ハイエース
ハイエース用にサイドバーを作っている最中ですが、先に作ったモノについて書きたいと思います。


ミリタリーの質実剛健さが好きでハイエースの車内も生活感が出やすいコロコロや箱ティッシュなんかの便利品や
娘のお絵描きセットやお菓子なんかをミリタリーのモールシステムになったシートバックカバーのマガジンポーチに
収納させたという話をしたのがこちら。









とら母(嫁)と娘用のシートバックカバーはカーキ色で、自分用にも助手席背もたれの前側に黒色のを付けているんですが
前と後ろの両方で使う物用に、背もたれ側面にも有ったらなあと思うことがあったんで、売ってないので作ることにしました。

題して「シートサイド用モールシステムのプラットフォーム(ベース)」の製作です。


先ずは助手席側面の型取りから。
厚紙で型取りしたあと、レベルを使ってモールシステムのベルトの水平をマーキング。







材料にするナイロン素材は今回も百均のセリアの小物入れ。









こういう商品って裏面がPVCコーティングしてあって厚みがあるので質感がでて良ろしです。






糸を切って開いたら背もたれの側面よりも大きくて丁度いいサイズ。







チャコールペンなんてのを使ってみたら、ちょっと"裁縫してます"感が出て、うれし。








気になる折り目にアイロンをかけてみた。









見事に折り目が消えました。
アイロンに愛が芽生た瞬間。








ベルトの末端は縁取りで隠す予定なのでギリギリでカット。








モールシステムの規格は、1インチ(2.5cm)のベルトが上から1インチ(2.5cm)間隔で縫い付けられ、
横方向には1.5インチ(3.8cm)間隔で縦に縫われます。

マスキングテープを貼って縦1インチピッチでベルトの配置をマーキング。
けっこうな本数。

長さ測ってカットして端っこをライターで炙ってほつれない様にしてって意外と面倒。
使わない所もあるからって勝手に間引いたりなんかしたらダサくなるので、規格は遵守。








ベルトのミシン掛け。
この日作業開始したのが夜中の1時半。


 






片側だけ全部縫い終わりました。
単調ですが、頭使わないでいいんでミシン掛けを楽しめます。









お次は1.5インチピッチで縫い付ける箇所のマーキング。
数が多いのでマーキングが終わったのが夜中3時。
この日はこれでお終い。








翌日も夜中1時過ぎから作業開始。
単純に縫い付けたらベルトが通りにくくなるのと、塗ったことでベルトが引っ張られてベース生地が寄ってしまいそうなので
厚紙で隙間作って縫ってます。







ベルトが全部縫えました。
時計を見たら丁度午前三時。








その日、仕事から帰ってきてシートに当てがってチェック。
シートに取り付けるベルトの長さやベルトの位置なんかを確認。









ヘッドレストと下端の二ヶ所の固定だとずれそうなので、途中にも入れて三箇所で固定することにしました。









それぞれのベルトが引っ張る方向に向くようにベルトをマスキングテープで固定。








ずれないようにそっと外してきました。









ミシン掛けしてる間に他のがずれる可能性があるので、慎重に一つずつミシン掛け。





基本的なところはできたので仕上げは後編で。
ではまた。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハイエース その25 車内のサイドバーを作ってみる その6 ベース金具と段付きワッシャー6セット製作

2023-07-10 02:08:17 | 200系6型ハイエース
自作しているハイエースのサイドバー。
前回、様子見用にベース金具と段付きワッシャーを2セット作って車両に取り付けて問題点を確認したので
今回は修正した内容で必要分を作ることにしました。

段付きワッシャはルーフライニングの角の丸まった部分に干渉。
面取り角度を45度から30度に変更し、さらに深く面取りして逃がしましたが、それでもギリギリ接触してました。








ワッシャーを1枚入れたら干渉しなくなったので座の高さを1.5mmプラス。








突っ切りバイトでうっかり切断しかけて気付きました。
切断してから面取りをしようと思うと、裏返してチャックにかませなおさないといけないので面倒。
なので少し切り込んでから先に面取り。








面取りは45度のスロアウエイバイトなので刃物台を回して30度にセットしての面取り。
最初はプロトラクター(角度定規)で角度を測ろうとしましたが手間の割にとりわけ精度が良いわけもなく、イマイチ。
6個同じものを作るので効率よく作業したい。
あれこれ考えてマグネットベースをくっ付けて直尺を当てて刃物台の角度決め。







6個作った。
見た目はやっぱりアダムスキー型UFO。







ベース金具も6個必要。
自分の動きも悪くなって油断すると「今日何やった?」ってなってなりがち。
誰かが言った「停滞は衰退」って言葉が刺さる。
何かしないと進まない、少しでもやって先に進もう・・・目的に近づく、そう自分に言い聞かせる日々。

仕事から帰ってきて「ただいま~」って言ったけど返事がなかった。
二人はお風呂に入ってるみたい。
とりあえずチップソーでカットだけやっておこう・・・
そんな感じで繋げて行ってます。
"面倒くさい病"もかなり進行してます。







前回作ったGFパイプ用治具をチャックにセット。
後ろ側を基準にするた適当な棒(バイト)を突っ込んでお尻を塞ぎ、GFTパイプが少し飛び出すように中にスペーサーを入れて固定。








先ず一個作ってその時にハンドルの目盛りを覚えておいて、二個目以降は同じ位置まで切削してリピート製作。







GFTパイプに肉厚がないのでキャップスクリューボルトの頭を沈める座繰りは「沈めフライス」を使わず
エンドミルでギリギリに削ったら、ボルトの頭がちょっと擦れるので、頭を少し削ってやりました。







やっとでけた。ふぅ~。





続きはまたこんど。
ではでは







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旋盤の照明器具をLEDランプに変えてみた 昭和レトロな蛍光灯スタンド スイッチ離したら点灯 キック電圧

2023-07-07 02:11:20 | 修理、作業
我が家の旋盤に付けている照明はどこかから貰ってきた古いアーム式のスタンドライトで
30Wの丸型蛍光灯の真ん中に裸電球が付いている二灯ライト。

蛍光灯の点灯方式は古いので勿論インバータ式ではなくて、グロー球が付いたグロースターター式でもなく、
押したスイッチをパっと離して点けるあれ。
って言っても分かる人、少ないかな。

スイッチを離したときに生じる高電圧(キック電圧って言うらしい)で点灯させる方式で自分達が小学生の頃の
勉強机のスタンドってこの方式が多かった。



当時の流し台なんかの蛍光灯にはグロー球が付いたのでスタンドライトにもあっても不思議じゃなかったのに、
当時はそれでもまだこのタイプが普通だったんでしょうか。






電球は換えやすいのでLED電球にしていましたが丸型LEDライトは結構高価なのでそのまま使ってきました。
ですが蛍光灯は一発で点かないことが多くて、二三回パチンパチンったり、押してしばらく余熱させてパって離して点けたりと
何気にめんどくさい。







最近ハイエースに付けるサイドバーの部品を作るのに旋盤をよく使います。
娘もまだ小学生なので帰宅後、一緒にごはん食べたあとは寝るまではやっぱり一緒にいたいです。
なので作業するのはもっぱら娘が風呂に入ってるときとか、寝た後のちょっとした時間。
そんな隙間時間にチョコっと旋盤回すのにライトを点けたら、点いてないやんってなると、何でやねんってなります。
チョコチョコ旋盤回す機会が多いと、いい加減嫌気がさして部品作る前にこのスタンドを何とかしたくなりました。



30Wタイプの丸形LEDはないけど20Wタイプなら手持ちにあったのでそれを組み込むことにしました。
さすがに30Wの蛍光灯より20WタイプのLEDの方が明るいです。 

配線の組み換え。
アームの根本の箱に安定器が入ってます。






スイッチは一つで、一回目のスイッチONで電球が点灯し、二回目で蛍光灯が同時に点灯します。
二回目のスイッチを離したときに放電できるように、手前にそれ用に接点があります。










安定器を取っ払って放電用のスイッチにつながった配線を外し、LEDを点灯させるのに必要な配線を探します。











要らん配線を取っ払ったらスッキリしました。







蛍光灯独特なこの四極のカプラー。
平行線が二組、上下にあるけどLED化で必要なのはどちらか一組。
左右に給電すれば点灯します。









ショートしていないかテスターを当てて確認してから点灯試験。








四極カプラーからも一組だけ配線残して不要な端子は引っこ抜きました。
何十年分の汚れも掃除したので美人さんになりました。
掃除して奇麗になるのはうれしいもんです。













ってことで、スイッチ一発で点灯でストレスフリー。
当たり前ですが、前が悪かったので心地良さ倍増です。






で、ハイエース用サイドバーの部品製作再開です。

ではまた



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする