にいはんは周回遅れ

世間の流れとは違う時空に生きる

TV・Photoカテゴリについての考察(下)

2007-05-11 | オーマイニュース

昨日のエントリでは、主にオーマイニュース(以下OMN)におけるTV・Photoカテゴリのシステム増強についての前提条件について書きました。では、具体的にどのような点を改善していけばいいのでしょうか?

私見ではありますが、ポイントはわかりやすさではないかと思われます。

動画記事にせよ写真記事にせよ、記事一覧にタイトルと小さなサムネイルを表示するだけの現行システムでは、何を伝えたい記事なのかがはっきりわからないものが多くあります。それを解消するためには、今でも一部の記事については行われているような記事の冒頭文を表示する形式を全記事に適用してもいいのですが、投稿時に本文とは別に記事の紹介文を添付してもらい、記事一覧でタイトルやサムネイルと一緒に表示する方法もあります。堅苦しい文章ではなくても、いつ、どこで撮影したかを付け加えるだけで、かなり具体的に記事の内容がイメージできるでしょう。

コンパクトなスペースに大量のサムネイルを詰め込むのと、多少見た目が縦長になってもそれぞれの記事に説明があるのと、どちらがより読者に見てもらえるやり方なのか。この観点は記事一覧の表示方法に限らず、商用サイトであれば常に意識してもいいポイントだと思います。

次に動画コンテンツですが、市民記者から寄せられるものについてはそれこそピンからキリまであるでしょうし、後は編集スタッフのスキルを信頼していますとしか言えません。ただ、OMNが作成する動画については字幕や記事等、文字情報をしっかり補完して欲しいとお願いしておきます。特にインタビュー記事の場合は、オンエアされた部分は文字に起こしてもらいたいものです。高遠菜穂子氏のインタビューがいい例ですが、その場の空気や表情などが伝わるのは映像ならでは。しかし、動画は時間が取られるので何度も見直すわけにもいきません。ここは文字の出番になります。

この話を突き詰めると、動画と文字に起こしたものを1本の記事に併記してもいいのではないかとか、動画を埋め込んで自動再生する現行システムはこれでいいのかなどの疑問も出てくるのですが、それぞれのやり方に一長一短がありますから、これはケースバイケースで柔軟に対応すればいいでしょう。逆に言えば、システムにはその程度の自由度は欲しいという事にもなります。

そして、コメント欄の設置は必須でしょう。Photoカテゴリにもかかわらず写真は1枚だけで、文字での主張がメインとなっている記事が散見されますが、これは現行システムの穴をついた巧妙な手法です。TV・Photoカテゴリの記事に原稿料が支払われないバグとともに、最優先で解消してもらいたい問題点です。

今のところ思いつくのはこれくらいでしょうか。システム環境や予算、工期の都合等いろいろな制約があるでしょうし、必ずしも理想的なシステムが作れるとは限りませんが、つまるところOMNは記事を投稿してもらってナンボ、見てもらってナンボの商用サイトですので、市民記者や読者の意見を集約できればより良いものに近づいていくでしょう。


(より私信度の強いおまけ)
記事の予約掲載機能はあった方がいいと思います。



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