にいはんは周回遅れ

世間の流れとは違う時空に生きる

オーマイニュースの成長を実感した

2007-08-27 | オーマイニュース

今日、オーマイニュース(以下OMN)のお知らせ欄に、投稿記事に関する注意が掲載されました。

創刊1周年直前にこのようなお知らせを出さなければならなくなった事自体は、たいへん残念ではあります。しかし、OMNの対応という点からこのお知らせを見ると、多忙な中でもやるべき事をきちんとやる姿勢がうかがえて好ましい印象を受けます。

まず目につくのは迅速な対応です。OMNの情報提供窓口を通じて指摘があったのが、おそらく金曜日の深夜から土曜日にかけてだと思われます。指摘を受けてから事実確認を行い、一連の対応を完了するまで約3日弱。土日をはさんでいる事を考えれば、精一杯の対応であったと推測されます。

次に評価するのは、事の経緯をわかりやすく説明している点です。

このお知らせでは、OMNで何が起きて、編集部がどのように対処したのか。認められる行為と認められない行為の境界がどこにあるかといったあたりが、市民記者倫理綱領や市民記者規約の該当箇所を紹介しながら丁寧に書かれています。

今回の件は、当該記事を投稿した市民記者だけではなく、その記事を掲載した編集部にとっても不名誉な出来事です。にもかかわらず、迅速な対応を行い、その結果についてきちんとアナウンスをした編集部には素直に拍手を送りたいと思います。こんな事は当たり前の対応なのですが、当たり前の対応がきちんとできたというのは、よちよち歩きのOMNにとっては大きな成長を示す出来事だと思われます。

ほぼ1年前の創刊直後には、このような記事が掲載されていました。掲載直後から、コメント欄では他媒体からの無断転載を指摘されていましたが、編集部が対応した形跡はありません。現時点では日刊スポーツ社のサイトで元記事を確認する事はできませんが、コメント欄の引用やこちらのブログを見れば、無断転載はほぼ間違いないでしょう。当時は余りに多忙でコメント欄の指摘を確認する余裕も無かったのかもしれませんが、この記事が残っていたおかげで、創刊から1年経ったOMNの成長を実感する事ができました。

災いを転じて福となす。創刊1周年を前にして、何かと慌しい雰囲気があったこのタイミングで記者活動のあり方をあらためて考える事ができたのは、市民記者にとっても編集部にとってもいい機会だったと前向きに捉えればいいのではないかと思います。


OMNは、地に足をつけて前に進んでいきましょう


創刊1周年まで、あと1日です。


【関連リンク】
初心に戻って、「市民記者倫理綱領」を読もう



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