＜B級ご当地グルメ＞ 静岡 たまごふわふわ

　「たまごふわふわ」

　「うちの郷土料理　静岡　たまごふわふわ」

　主な伝承地域　袋井市

　主な使用食材　卵、だし汁

　歴史・由来・関連行事
　「たまごふわふわ」は江戸時代に袋井宿で提供されていた料理で、袋井市観光協会が地元の新名物にと再現・復活させたもの。江戸時代の文献「仙台下向日記」によると、袋井宿の大田脇本陣で宿泊客の朝食に出されたという。材料は、たまごとだし汁だけで、「ふわっ」と仕上げた風味豊かな泡のようなふんわりとした食感が楽しめる。

　食習の機会や時季
　家庭や飲食店で一年を通じて食べられている。

　飲食方法
　だし汁に、塩・薄口しょう油・こしょうを加えてすまし汁を作り、2つに分ける。一方のすまし汁は鍋のふたをした状態で火にかける。もう一方のすまし汁には、卵とみりんを加え、泡立て器でクリーム状になるまでよく混ぜる。鍋で火にかけていたすまし汁が煮立ったら火を止め、クリーム状に泡立てた卵を一気に流し込み、ふたをして蒸らす。

　保存・継承の取組（伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について）
　市内の飲食店で、「たまごふわふわ」を再現してメニューとしたり、アレンジしたものを新たなメニューに加えたりして提供している。
　袋井市観光協会がだれでも作れるようパンフレットを作成し、レシピを公開しているため、家庭でも作られている。また、市内の飲食店で提供しているところも多いため、気軽にいつでも食べられる。

＊https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/36_26_shizuoka.html より