Bトレイン お気楽プロジェクト Vol.2

異色の鉄道模型Bトレの工作記録 ほか…

ハマ線に修学旅行電車を追う

2012-06-06 18:35:57 | 撮り鉄&乗り鉄

 ■今の修学旅行は特急車使用

私が小学生の頃は、日光への修学旅行の足は確か165系だったような…
今は、日光への足は特急車両。
と言っても、“元”が付きますが…
我々の頃とは違い、成長のよい今時の子供にとっては、急行形のクロスシートより足元の広い特急形の方が確かに快適かもしれませんが、窓が開かないのが寂しいかもね。

そんな修学旅行専用列車が今シーズンもハマ線に入線。
4往復ほど設定されていますが、その内、往路としての小机始発が2日間設定されています。
運転日は6月3日と6日で、ネタ目当てに撮影してきました。

ハマ線の修学旅行の集約臨時列車には、田町所属の183・189系の8連が充当されていますが、同じく田町所属の185系が充当されている「はまかいじ」とは異なり、ハマ線へは八王子からの入線となっており、ハマ線内では奇数向きと偶数向きが逆転しての運転となっています。
日光方面への運転行路の大半部分を正常な向きとするための措置かと思われます。
小机までの乗り入れが一番最深部と言うわけですが、その間は運転上は逆向きというわけです。

3日は日曜日でもあり、ちょうど同様の朝の8時台には「はまかいじ」も運転されるので合わせて撮影。
小机~鴨居にある城山トンネルの鴨居側で狙ってみました。
まずは送り込み回送を7時25分頃にキャッチ。天候は曇り。
  
  ▲H81編成 先頭はクハ189のグレードアップ車(-508)


その後、折り返しの本列車をトンネル出口近くの踏切から捉えました。
修学旅行臨時便の前に「はまかいじ」が定時通過。
  
  ▲田町のB3編成

小机駅を出て、トンネルへ向かい15.5‰の上り勾配が付いていますが、編成後端を見るとその様子が分かります。
  
  ▲勾配票


そして小机8時11分発の本列車が通過。
  
  ▲185系や205系と異なり、ジャンパ栓の位置が左右逆なことから
    編成が逆向きであることが分かる
   (豊田の183系はジャンパ栓が左右にある両栓構造)


6日は平日の水曜日。
ここ最近仕事がとても忙しかったのですが、今週に入りとりあえず一区切りできたので、半日休暇を取得し、狙ってみました。
ところが、太平洋上の台風通過の余波で未明から小雨模様。
しかも平日なので、上り方向となる送り込み回送は、込み合う上り列車の合間を縫わなければならないので休日の前回とは異なり運転時刻が早朝の6時台。
まぁここは撮りに行くと決めたことなので、意を決して起床して向かったわけです。

今回は城山トンネルの小机駅側で狙ってみました。
トンネルの坑口付近は第三京浜の高架が頭上に通っており、地形も谷状、しかも小雨という気象条件も重なり、かなり暗い条件でしたが、ISO感度の増感が手軽に出来るデジカメのおかげで被写体を止めるシャッター速度は確保できました。
  
  ▲お尻が切れない条件がちょうどこの8両編成みたいですね
    編成は3日と同様のH81編成


通過後、発車まで1時間30分以上あるので、とりあえず駅へ戻り、駅撮りでの取材。
  
  ▲205系との並び

実は、小学生が乗車する光景を狙いたかったのですが、どうも直前に乗車をさせるようで、ホームで待っていても一向に現れません。
もう一度先ほどのポジションに戻り出発後の走行写真を撮るつもりだったので、この光景の撮影はあきらめました。

再度トンネル付近に戻り、本列車の出発を待ちますが…
なんと雨が強くなってきました(泣)
我慢して待つと、出発のタイフォンの音が響いて、動き出したようです。
  
  ▲中線から下り本線へ入るためにシーサスクロッシングを渡る


  
  ▲生憎の雨模様ですが、若人の夢を乗せ、走り去りました


今も変らぬ修学旅行の定番「日光」への旅路の出発風景でした。