沖縄weekly voice

沖縄在住の元気人が発信する

bric-a-brac 2 Vol.3

2011-01-21 09:24:15 | 金曜

                  

                  

 私のガラクタ集めの大先輩。 

それが左側の切り絵の少女、ナンシーです。(この切り絵、当時の彼女そのまま)

彼女との出会いのきっかけは、私がまだセールに行き始めた頃で、 

独りで右も左も分からないまま行ってみた教会のセールでした。 

毎年同じ時期にあるその教会のセールは、金額をオファーして購入するシステムです。 

教会一杯のガラクタの中から選んだ商品をレジへ持って行き、 

「○○ドルでいい?」なんて、言い値で買います。 

その日、慣れない私が値段を付けかねているのを見かね、 

私が買いたい物全てに値段をつけてくれた女性、 

それがその教会のメンバーであったナンシーでした。 

 

今日の画像は全てナンシーのお宅で撮ったものです。 

一歩足を踏み入れた其処は、正に私の理想でした。 

ここにある物が別段無理に飾られている訳でもなく、 

彼女の生活の中に自然に融合している。 

もちろん全て現役選手です。 

 

私は、生活感がなくちょこんと棚に飾られている雑貨を見ると少し寂しい気がします。 

ヴィンテージジャーにはナンシーが毎日使う乾燥豆だったり、

お茶だったりが入れられていて(注意*)、 

70’sのキッチンキャビネットの中に納められていたり、

普段使う道具が自然に棚に並べられている様子がとても安心できたのです。

手が届くこと、毎日触れている事、生活感を持った物を見ていると

とても心地いい気持ちになりました。 

 

アンティークショップのディーラー、そしてソープメイカーでもある彼女。 

 

ナチュラルな生活を心がけるナンシーが作るソープも、

全てオーガニック材料から作られています。

水さえも自然の恵みの雨水を蒸留、濾過して使っています。 

使っている道具もヴィンテージだったりするのがナンシーらしい。 

ソープメイカーとして20年近くのキャリアを持つ彼女は、

アメリカの古いレシピを少しずつアレンジして作っているそうです。

  

庭の片隅に置かれていたガラクタ。 

「それは、昨日持って帰って来たの。今から手を加えて使おうと思って。」 

「欲しい?」 

そんなユルさ加減が彼女らしいところ。 

 

 

「口に入る物と同じ基準で素材を選びたい、 

肌も良いものは分かるし、それを欲しがっているから。」 

そう言うナンシーの肌はつるつるぴかぴかです。 

そして、いつも彼女の傍に行くと香るラベンダーの香り。 

 

ワシントンに戻って早く顔を見に行きたい人の一人です。 

 

(注意*:古いガラスジャーを液体に使うのは向きません。) 

 

Text and Photo By Rico L.

 


 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
手作り石鹸 (naya)
2011-01-22 15:54:09
ハンドメイドの石鹸の使い心地を知ると
なかなか市販のものには戻れませんよね。

「水さえも自然の恵みの雨水を蒸留、濾過して使う」

これ、すごく素敵!!
パッケージもシンプルで可愛くて、センス良い。

ナンシーさんとの出会いも、なんだかドラマみたい。
人生に影響を与えてくれる人って
出会いのエピソードからして、運命的な感じがしますよね。

お二人のトレジャーハンターぶり
ぜひじかに見てみたいものです!
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nayaさんへ (RICO)
2011-01-22 18:36:57
こんばんは。

nayaさんも、ナンシーの家に足を踏み入れたが最後、動けなくなりそう。笑

リビング、キッチンはナンシーのコレクションがひしめき合ってて、
それ以外の部屋もガレージもとにかくアンティークで一杯。
う~~ん、本当、あの量は普通でない。
無いものってあるのかな?
nayaさんの好きそうな古い大きなトランクも5つはあったかと。
あとね、家のポーチには古い革靴に土を入れてお花を植えてあったりして、家の其処此処から目が離せません。
このソープパッケージは、NYでグラフィックデザイナーをされてるナンシーの息子さんのデザインです。
今年は彼女に会いに行く予定をしてます。

そうそう!
うちの主人だけ沖縄に行っちゃった。くぅぅぅ。
次は私もついて行きたい^^。
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