ガンガラーの谷をはじめて撮影した日は滝のような大雨だった。
晴れの日のイメージを描いていたけれど,撮影すると決めた日がそ
んな日だったので天気に従いそのまま撮影に入った。
自分もカッパ、カメラもカッパ。
あまりに大雨なのでだんだん楽しくなってきた。
困った事はカメラを上に向けて撮影ができない事。
”そらのね、つちのえ。”なのに、そら(天)撮れないなんて…
考えながら洞窟の中を抜け歩き始めた。
そんな僕の目の前に広がる世界は、これまでみた緑の中でも相当に
鮮やかで生き生きと輝いていた。
樹々をみて、彼らの呼吸を感じた。
目を覚まして生命を輝かせている姿を見た。
自然の偉大さに身を委ねた時、自分という存在の小ささを実感する。
それはなんとなく嬉しい感情である。
地球という偉大な生命の一部である事を体感している時、ちっぽけ
な日常の思考はどこかへ行ってしまう。
遥か彼方の俯瞰(ふかん)から僕ら人間の行いを眺める事ができたなら、日常
の受け入れがたい出来事でさえ否定するものでも肯定するものでもなく、
ほんの一瞬の生命の輝きにすぎないのだろうかと考える。
”ただそれだけの事”と言い切れないのもまた僕ら人間だが。
物、言葉、数字、過去、今、未来。
生命はそういったモノから解放されている。
生命は瞬間のみを認識し、完璧な美しさを形成する。
僕らの体にも受け継がれている”太古の記憶”。
そこへ思考を委ねてみよう。
僕ら人間も、自然で偉大だ。
6/1よりガンがラーの谷にて開催中の東正洋”太古の記憶”展、お
楽しみ下さい。
会場には11点の作品とスクリーンに映し出される映像と言葉、6
/26には音楽ユニットjujumoとその世界観を共有し皆様に
体感していただけるよう音楽と映像のショー”そらのね、つちの
え。”を準備しています。
2010年6月、ここガンガラーの谷からたくさんの喜びが生まれ
ますように!
2010年6月2日 東正洋
晴れの日のイメージを描いていたけれど,撮影すると決めた日がそ
んな日だったので天気に従いそのまま撮影に入った。
自分もカッパ、カメラもカッパ。
あまりに大雨なのでだんだん楽しくなってきた。
困った事はカメラを上に向けて撮影ができない事。
”そらのね、つちのえ。”なのに、そら(天)撮れないなんて…
考えながら洞窟の中を抜け歩き始めた。
そんな僕の目の前に広がる世界は、これまでみた緑の中でも相当に
鮮やかで生き生きと輝いていた。
樹々をみて、彼らの呼吸を感じた。
目を覚まして生命を輝かせている姿を見た。
自然の偉大さに身を委ねた時、自分という存在の小ささを実感する。
それはなんとなく嬉しい感情である。
地球という偉大な生命の一部である事を体感している時、ちっぽけ
な日常の思考はどこかへ行ってしまう。
遥か彼方の俯瞰(ふかん)から僕ら人間の行いを眺める事ができたなら、日常
の受け入れがたい出来事でさえ否定するものでも肯定するものでもなく、
ほんの一瞬の生命の輝きにすぎないのだろうかと考える。
”ただそれだけの事”と言い切れないのもまた僕ら人間だが。
物、言葉、数字、過去、今、未来。
生命はそういったモノから解放されている。
生命は瞬間のみを認識し、完璧な美しさを形成する。
僕らの体にも受け継がれている”太古の記憶”。
そこへ思考を委ねてみよう。
僕ら人間も、自然で偉大だ。
6/1よりガンがラーの谷にて開催中の東正洋”太古の記憶”展、お
楽しみ下さい。
会場には11点の作品とスクリーンに映し出される映像と言葉、6
/26には音楽ユニットjujumoとその世界観を共有し皆様に
体感していただけるよう音楽と映像のショー”そらのね、つちの
え。”を準備しています。
2010年6月、ここガンガラーの谷からたくさんの喜びが生まれ
ますように!
2010年6月2日 東正洋