１月７日

　　　　　　　１月７日

　晴。午前５時に起床。午前７時に朝食を摂る。To子さんの食慾はまあまあの状態だった。午前１０時過ぎにTo子さんと連れ立って近所の医師の診療所に出掛けて行ったのだが、昨日の雪が氷になっていたので歩みは遅く、普通に歩けば５分間ほどで行ける医師の診療所まで２０分間もかかってしまった。

　医師の診療を終えてから薬屋で医薬品を買って家に戻ったが、今日は午後１時４５分頃にTo子さんを迎えにくる介護施設からの自動車に乗ってTo子さんが介護施設に行く予定になっていて、今朝もそのことをTo子さんに話していたのに、昼食後に午後１時４５分頃に介護施設からの迎えが来ることをTo子さんに言って準備をするように、と話した所、そんなところに行くことは聞いていない！　と言い出したので吃驚仰天し、何度も説明しても説明しても聞き入れてくれないので呆れたしまった。

　何度も説明しても聞き入れてもらえず、結局、介護施設に今日は休む、という電話をかけることになった。Ｔｏ子さんはお昼過ぎなのに夜中だと思っているらしく寝床に入って寝てしまった。本当に認知症患者は困ったもんだ、とブツブツ言うだけで終わってしまった。

　夕方まで、今日、調剤薬局から受け取ってきた医薬品の仕分け作業等を行なって時間をつぶした。午後６時近くに起きだしてきたＴｏ子さんは、１分前のことも完全に記憶にない状態になる人になっているので、数時間前のことなどはキオクに無く、アッケラカンとしていた。

　　　認知症　呆けるが勝の　いい見本　　　　徘徊人okinatchi