極夜行
2018年04月12日 | 本
かつて早稲田大学の探検部だった角幡唯介さんの極夜行を読んだ。
北極圏には数ヶ月太陽の上らない極夜がある。
グリーンランドのシオラパルクから、広大なツンドラ地帯アウンナットを目指し、ダラス湾まで、犬とともに橇をひきながらの旅だ。
食料デポがシロクマに襲われ、六分儀も失った旅は闇の中を、過去の経験や星、月明かりで歩いていく。
この探検行には目的地がない。
新しい形の探検だ。
極夜の後に見る太陽を見てみたいという素朴な願いを持ち、何日ぶりかに見る炎のような太陽に、角幡氏は何を見たのか。
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