ソラリス
SF小説で古典とも言われるソラリスを読んだ。
著者はポーランド生まれの作家スタニスワフ・レム。
1961年の作品。
SFを読み慣れてないせいなのか、とても難解だった。
宇宙にある一つの星は、海が支配する。
海が意思を持ってるのか、それとも意思という人類の考え方が、むしろ人類の特殊なものなのか。
読み進めてるうちに、理解不能になってしまう。
哲学書を読んでる気分だった。
ソラリスで主人公は、死んでるはずの妻に出会う。
海が作り出した幻影なのか、自分が作り出した幻影なのか?
しつこいぐらいに、ソラリス学が述べられている。
わけわからんけど、読んだ。
ソラリスは地球とは違った進化をし、その進化の仕方も地球とは全く違ったもの。
もし、未来に未知との遭遇があるとしたら、違った進化の型を持つ未知を、地球人が理解することは不可能だ。
だから僕は全くこの小説を理解することができなかったが、面白くは読めた。
未知との遭遇だ。
映画にもなってるようなので、ツタヤで借りて見た。
米国版ソラリス
小説とはずいぶん違った内容で、男と女の愛の物語みたくなっていた。
死んだはずの妻と、ソラリスで再会。
肝心の小説の核心部分がそっくり抜け落ちていた。
著者は、その映画に対して、小説とは全く別のものだと、かなり批判の目を向けてたようだけど、なるほどね。
これを映画にするのって難しい。