茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

小泉八雲記念館

2010年01月11日 | 気まぐれ日記
アイルランド人の作家、教育者、ジャーナリストで日本文化の紹介者として広く知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の資料を展示・公開している施設で、近世の町並みが残る塩見縄手(松江城の北側の掘沿い)の小泉八雲旧居に隣接しています。
八雲の直筆原稿や初版本のほか、愛用の机・椅子・衣類などの遺愛品を中心に200点以上を展示している。
松江では島根県尋常中学校の英語教師として1890年8月30日から約1年3ヶ月を過ごし、山陰地方の霊的世界にとりわけ深い共感を抱き、後に妻となる小泉セツも松江の出身で、八雲は生涯この地と強い絆で結ばれました。

八雲の著書「知られざる日本の面影~伯耆から隠岐へ」の中で、海士町の菱浦の港の美しさに触れています。
ここには夫人と8日間に渡り滞在して水泳などを楽しんだハーンは菱浦の港を「鏡が浦」と命名しました。
二人が滞在した旅館は岡崎旅館でしたが、現在ではその跡地は佐渡公園という名の公園になっています。